山形大学医学部内科学第三講座・第三内科
血液内科
脳神経内科
糖尿病内科・代謝内分泌内科
所在地 | 〒990-9585 |
---|
医学生・研修医の方へ
当講座の研究内容をご紹介いたします。
パーキンソン病の分子疫学的研究
パーキンソン病は、振戦、固縮、無動、姿勢反射障害を主症状とする黒質線条体の変性疾患で、その原因はいまだ明らかにはなっていません。これまでの研究から、種々の環境や生まれつきの体質が関与していると考えられています。われわれはこれらの中から生まれつきの体質に着目して研究を行い、すでにパーキンソン病の発症に関係のある遺伝子を複数発見しています。将来はこれらの遺伝子により作られる蛋白をターゲットとした新しい薬剤の開発を目指しています。
脳血管障害の分子疫学的研究
脳血管障害は死因の第3位を占め、さらに介護保険の給付対象となる疾患として最も多いとされています。その中でも最も多いのが脳梗塞で、われわれはその脳梗塞の予防を目的として、高畠町や寒河江市で住民の方に検診を行い、脳梗塞に関連する生活習慣や体質を明らかにして、脳梗塞の予防に役立てたいと考え研究を行っています。
正常圧水頭症の成因と病態に関する研究
認知症の原因疾患には、アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症など複数の疾患があります。その中に、脳室が拡大し、認知症に加え、歩行障害、尿失禁が生じる、正常圧水頭症という疾患があります。われわれはMRI画像に基づいて正常圧水頭症が疑われる人をスクリーニングし、正常圧水頭症の頻度やその病態について研究を行っています。
→詳しくはこちら
重症神経難病の地域医療体制に関する研究
筋萎縮性側索硬化症や脊髄小脳変性症などの神経難病の療養体制の確立に関する研究を行っています。