山形大学医学部

内科学第三講座(第三内科)

神経内科・糖尿病内科・代謝内分泌内科・血液内科(第三内科)

所在地
連絡先

〒990-9585
山形県山形市飯田西2-2-2
TEL 023-628-5316 (直通)
FAX 023-628-5318
mail:naika3@mws.id.yamagata-u.ac.jp

医学生・研修医の方へ

2019.01.09_NO.76

2019年 新年明けましておめでとうございます。

昨年は第3内科同門会の再興と山形糖尿病療養指導士認定制度の創設と、何かと慌ただしい1年でしたが、今年はそれらを含め、実りの年になるように目指して参ります。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

 

さて、医局長を拝命して今年で3年目を迎え、新旧教授の移行期を含めて、医学、医療以外のところで良くも悪くも経験を積む機会を頂きました。ドラマや物語で、人事部長が部下の人員削減で悪役を演じるシーンがありますが、人員不足で悪役になるシーンはなく、総務・人事を管轄する医局長としては、なんとも閉まらない悪役を演じてきたと思います。できる限り若い世代に希望が持てるよう配慮したつもりでしたが、その分を他に強いらなければならず、皆が幸せになるって難しいですね。

 

暗い話はさておき、この役職で学んだことがあります。それは「同じ事象に対する感じ方は人により異なり、その異なりは些細でなく意外に大きい。」ということです。「自分の常識は他人の非常識」の場面が多々あり、感じ方のみで非効率、非生産的な状況に陥ることを良く経験しました。第3内科として同じ目標を目指すために、「皆を同じ方向に誘導する、または強制する。」、「皆の多様性を認め新たな方向性を見出す、または出さない(なにもしない)。」等、様々な方策を試みてきましたが、感情次第で生産性が異なる訳ですから、何においても心のエネルギーって大切と思います。医局長としては、医局員のモチベーションを上げられるような(逆撫でないような)配慮を心がけたいと思います(家庭でもそれが大事だと思います)。

とりあえず、もう少し悪役を務めさせていただきます。今年もご容赦願います。

 

代謝内分泌内科 諏佐真治

2019.01.23_NO.78

最近は底冷えする日が続きますが、今年は昨年に比べ雪が少なくてありがたいです。

路面も乾いていることが多くて歩きやすいですが、2月は天気がどうなるのかまだまだ気が抜けないシーズンです。寒いので家で過ごすことも多いですが、最近は昔読んだ

森見登美彦の「夜は短し歩けよ乙女」を読み返したら面白かったです。映画も見てみようかなと思っています。昔読んだ本をもう一度読み返すのはあらためて気づくこともありいいものです。他にはNHKEテレでやっている「100 de 名著」という番組も最近結構見ています。難しい本も読み方や大切な要点を教えてくれるので見ているだけで少し分かった気になっていいです。Eテレは大人が楽しめる面白い番組もやっているので意外とはまっている人も多いのではないかと思います。教養があまりないのでいろいろと本は読まねばと思っている日々です。

                          血液内科  猪倉 恭子

2019.01.30_NO.79

最近、自身に小さな幸せが続いています。

1つ目。全豪オープンで大坂なおみ選手が初優勝しました。約20年間、草テニスをしていますが、すっかり熱も覚めてしまい、惰性でダラダラと週末テニスをしていたので、今年は気合を入れて練習をしようと思ったニュースでした。

2つ目。久々に観た映画に予想以上に感動した事。Queenの伝記映画「ボヘミアンラプソディ」を観てきました。45歳で亡くなったボーカル、フレディ・マーキュリーを主人公とした成功と苦悩の物語です。Queenファン・ロックファンでもなく、何の知識も無く鑑賞したのですが、それが良かったのか、特にラスト21分のライブシーンは圧巻の一言でした。誘導されるように、映画館出口に陳列されていたCDを購入して、遅ればせながらファンになりつつあります。

3つ目。これから、仕事に起こることを願うばかりです。

 

医局秘書 伊藤れい子

2019.02.06_NO.80

201922日に清野さんの謝恩会が同門会の主催で執り行われました。私はスピーチをさせていただいたので、今回の3内日誌はそちらを掲載することにします。

「清野さん、今までお世話になりました。私は1996年入局なので、今から23年前の佐々木教授時代の後期に清野さんに出会いました。記憶が正確でなくて済みませんが、多分、舟形検診や小国検診で持ち帰った大量の検体を第一実験室で遠心分離して、血清、バフィーコートなどに仕分する作業を教えていただいたと思います。実験をしている先輩達と違い、新米の私には技官さんの清野さんとの接点は多くはなかったと思いまが、医局のアルバムを見たところ、忘年会の清野さんの髪型は確実に当時流行ってた若い女子のものでした。

私は入局半年後に新庄病院に異動となり、日本海病院を経て2000年に戻ってくると今度は加藤教授時代になっていました。私は内分泌負荷試験に熱中しておりましたが山大病院建て替えに伴い核医学検査室からアッセイ室が消滅すると言う危機が訪れました。院内でnonRIAのアッセイが始まるまでホルモンは全て外注、オーダーリングシステムも未完成、負荷試験どうなる!?、相当にピンチの時代となってしまいました。しかし、加藤教授に相談して緊急の検査は清野さんにお願いせていただき、ピンチを乗り越える事が出来ました。その頃になると大分、お話もするようになり、自分もアウトドア遊びが好きだと言うこともあって、ご家族でキャンピングカーで御旅行に行かれることや、天体観測のこと、はたまた実験室にはスマップの中居くんのポスターが貼ってあるとか、少しずつ清野さんの事を知るようになりました。技官さんとしての仕事にとどまらず科研費の申請、学会出張の経費の申請、防災訓練では医局代表者となっていただいたり、医局の中での市役所のように頼りにさせていただきました。

現在、石澤教授時代となって、清野さん、諏佐先生、加藤裕一先生、亀田の4名が最古参組でしたが、加藤裕一先生も保健所に赴かれ、清野さんが退職されると大分寂しくなりますね。第3内科を三代に渡って支えてきた縁の下の力持ちと言うことは間違いありません。昭和、平成ともう少しすると新たな元号になりますが、切り替わりの年に清野さんが退職された事は一生忘れないと思います。これからも御縁がありますようよろしくお願い申し上げます。」

 代謝内分泌内科 亀田 亘

2019.02.27_NO.83

雪の少ない冬ですね!!

 

女の子も男の子も❤ドキドキ❤のイベント、バレンタインデーがありました・・・

うちの娘(小学1年生)は気になる子がいるわけでもないのに、一緒に登校している上級生の女の子の話を聞いているうちに、自分もチョコレート作って誰かにあげたいと思いはじめたようで、『私もチョコレート作ってお友達にあげたいなぁ☆』と。

私は、(後片付けのことなど色々考えると、ストレスになるので(^_^;))『チョコはお店で買ったもののほうが美味しいよ!!』と却下。

娘は残念そうにしてましたが、今回は作るのをあきらめてくれました。

 

去年の幼稚園年長さんの頃に比べ、“いろんな意味で成長したなぁ・・”と思いながら、“来年もチョコ作りたいって言うのかなぁ・・”と、複雑な気持ちになった日でした(~_~;)

 

医局秘書 土屋千夏

2019.03.06_NO.84

三月になりました。年度の終わりで送別会の時期です。第3内科には行事係というものがあり、現在は僕と猪倉先生が担当しています。改めて文章で書いていると行事係って名前、小学校の時にあった体育係や図書係みたいで、やや生徒会のような感じもします。実は他にもいろいろな係があり、その中には学生教育係という係もあります。大学なのでみんなその係なんじゃないの?っていう話もありますが、ネーミングセンスも含めて3内らしさなのかもしれないです。

 

話はもどって、行事係の任期は2年間で、年間の医局行事の司会や人数把握、二次会のセッティングなどを行うといったものです。そんな行事係からも今年度で任期満了し、315日の送別会で引退です。猪倉先生も引退ですが、同時に3内も引退し仙台に戻ってしまいます。この職業はずっと一緒に同じ職場で働くことはないですが、2年間一緒にこの係をしてきた想い出もあり、嵐の引退発表以上の衝撃がありました。送別会は猪倉先生は主賓の一人ですが、最後の想いで作りに司会も一緒にしてもらおうと思います。

 

さて、次の行事係は誰になるのでしょう?任命権は現行事係にもある?と言われているようで、今のところは東梅先生と高窪先生が最有力候補となっているようです。秀でたキャラクターのお二人なので、当確がでれば来年度の行事が楽しみになることは間違いないですね。

 

因みに今回の送別会の二次会は駅前のLOGIC21:30からで先ほど予約しましたので、皆さん参加していただけたらと思います。入局予定の学部生、研修医の方々も是非いらして下さい。

 

行事係(血液内科) 伊藤巧

2019.03.13_NO.85

何を書こうか考え、年末に久しぶりに見た映画の話を書こうと思ったら1月30日に秘書の伊藤さんが既に書かれておりました。「ボヘミアン・ラプソディ」。書こうと思っていた内容もほぼ同じ、違う点は私はCDは購入せずamazon musicで聴いていることくらいです。

映画のラストでは悲しいからでも、うれしいからでもない、涙が流れておりました。

自身が大事に思っていることに全身全霊でぶつかっているフレディ・マーキュリーの姿に心が震わせられたのだと思います。

なかなか映画館に行く時間はありませんが映画って本当にいいものですね。

 

代謝内分泌内科 海野 航

2019.03.20_NO.86

神経診察と道具

 初期研修医が終わる頃、自分好みの道具を購入して専門家の仲間入りをする―――そんな仕事道具は診療科毎に存在します。神経内科で必要とする道具はあまり高額なものはありませんが、好みが大きく分かれるものが多いようです。
一番身近にあるのが「打腱器(ハンマー)」です。
最も安価なものでは二千円程度から購入できるこの診察道具は、ありふれているがゆえに奥が深い、そんな道具です。もちろん、技術があれば、どのようなハンマーを使ってもある程度再現性のある所見をとることができますが、そうなるまでが難しい。やはり最初は反射が出やすいハンマーを使うべきでしょう。初期研修医の先生には、柄が長い、先が柔らかいものがお勧めです。
反射の診察の意味は、短時間で病巣を絞り込めることにあります。一見単純な診察手技に見えますが、どんなに医療技術が進歩した現在でも、反射の診察の価値は全く失われていません。
見慣れた道具であるハンマーも、その人の性格をあらわしている道具なのかもしれません。
                          神経内科 猪狩 龍佑

2019.03.27_NO.87

ようやく雪の季節が終わり、春がすぐそこに来ています(もしかして、もう春なのでしょうか?)。卒業から何年経っても、4月になると学生時代、特に中学校や高校の1学期の始まりの独特な空気を思い出します。教室の階が変わり、クラスメートも担任の先生も替わり、教科書も新しく。期待と不安と半々で、ちょっと緊張しながら過ごす数週間。まだお互いを良く知らないうちに、出席番号が近いから、とか、興味のあった部活が同じだったから、というちょっとした共通点で一緒に過ごすようになった友達とその後も20年以上仲良くしているなんて、本当に不思議なものです。先月も、高校の同級生で集まって、真冬の〝最上川舟下り〟を体験してきました。外の風は冷たいけれど、こたつに入りながらで眠くなり、快適な時間でした。この春山形に引っ越してきた学生さんには、ぜひ一度体験してもらいたいです。

代謝内分泌内科 多田 杏子

2019.04.04_NO.88

新年度が始まりました。大学では新学期でしょうか。入学式も終了して今年も120名の新入生を迎えました。ボローニャ大学などヨーロッパの最古の大学は、その起源が12-3世紀までさかのぼるとされます。形態は様々変わりながら、高等教育機関である大学が存続可能な理由の一つは、ダイナミックな人の入れ替わりかと思います。医学部では1/6の学生が毎年入れ替わります。毎年この時期には、具体的な言葉には表せませんが、キャンパスの雰囲気が変わったことが実感されます。このような変化が大学の変容を後押ししているのでしょう。大学がかろうじて“完全ガラパゴス化”しない、理由の一つかもしれません。

またこの時期には、“変わらずに生き残る為には、変わらなければならない”という、ルキノ・ヴィスコンティの映画“山猫”の中の台詞が、毎年思い出されます。それと共に、長い時間かけて上京して岩波ホールでこの映画を観たあと、神田神保町の古本屋街を散策して、萩原朔太郎の初版本を探していた“高等遊民”時代への郷愁を感じます。確かに“変わらなければならない”のでしょうが、自分の人生で“そのような良き時代は終わった”という喪失感は年々強くなるようです。

今年度も第三内科では、沢山の新人、元新人を迎えました。新たな人たちと第三内科の相互作用で、新たな第三内科が形成されることでしょう。大学と同様に、このようなリモデリングが大切だと思います。邪魔にならない程度に、それを後押しするのが私の役割と考えています。

徒然なるままに筆を進めてしまいましたが、今年度も第三内科をよろしくお願いいたします。

主任教授 血液内科 石澤賢一

2019.04.10_NO.89

今年も春になり、今までお世話になった方々の門出を祝い、これから一緒に働く新しい皆様と出会う季節ですね。暖かいと思ったら、突然寒くなることもあり、ご覧になられている皆様はお元気にお過ごしでしょうか。

 突然ですが、知らない方が良かった!っという話を1つ。

 息子がNHKの『みいつけた!』を好きなのか、よく見せています。その中でサボテンのキャラクターのサボさん、かわいい女の子のスイちゃん、そして問題の青い椅子のキャラクターのコッシ―が歌などを披露してくれる番組です。

 番組自体も楽しんでみているのですが、つい大人の考えをしてしまい、このコッシ―はどうやって動いているんだろう?糸?磁石?モーター?など、考えてもわかりません。

そういう事を考えていると、ふと、このキャラクターの声に聞き覚えがあるなと思い、ついネットで声優を調べてしまいました。なんと、サバンナの高橋茂雄さん!(公式HPhttp://www.nhk.or.jp/kids/program/miitsuketa_cr.htmlより)でした。

それから、完全に偏見なのですが、コッシ―が甘えた事を言っていると、サバンナ高橋さんがゴマすりしている様に見えてしまって、前ほど楽しめなくなってしまいました。

あー、知らなければ良かった。でも、つい見てしまいます()

  内分泌代謝内科 石井康大

2019.04.17_NO.90

 ようやく暖かくなってきたでしょうか。昨年の春にはハクモクレンの話を書きましたが、今年ももう少しで楽しめそうです。

 

さて、前回の石井先生に引き続き、NHKの話題になります。朝おきるとだいたい民放のニュースをかけていますが、娘が起きてくるとEテレに変えられてしまいます。

630分くらいから『にほんごであそぼ』、『えいごであそぼ』、『0655』、『シャキーン』、『はなかっぱ』、『デザインあ』、『ピタゴラスイッチ』、『コレナンデ商会』、『みいつけた』へと進んでいきます(うろ覚えですが)。

自宅周辺は745分以降に急激に混んでしまいます。何としても川平慈英が歌っているうちに出発したいと頑張っていますが、「おい~っす」という声が聞こえた瞬間に「今日もダメだった。。。」と軽く落ち込むのでした。

 

 川平慈英?「おい~っす」って何?と不思議に思った方は一度朝のEテレをご覧ください。スピーディーに多彩な番組が楽しめます。

油断すると『おかあさんといっしょ』まで突入し完全にアウトですので、これからも川平慈英を目標に頑張って送迎します。

 

※ほんとうはEテレ月曜夜10時からの『グレーテルのかまど』がおすすめ。

 

血液内科 相澤 桂子

2019.04.24_NO.91

あっという間に桜も見頃が過ぎてしまい、若葉が顔を出してきましたね。
先日家族でお花見に行ってきました。「花より団子」とはよく言いますが花よりも団子よりもそれぞれに好き勝手なことをする子どもたちに振り回され、ゆっくり立ち止まって桜の写真を撮るのにも一苦労でした。それでも満開の桜と桜吹雪はとてもキレイでした。

思えば、また3内で仕事をさせてもらうようになって1年になろうとしています。前回の3内日誌で子どもたちが別々の保育園に通っていると書きましたが、1年経つ今、まだ一緒の保育園になれていません。ただ、前進はしていて、上の子だけ自宅と医学部の近くの保育園に5月から転園できることになりました!実は今まで自宅から医学部まで車で5分程の距離のところを、山形駅前辺りの保育園(2ヶ所)に子どもたちの送迎をすると1時間近くかかっていました。冬場は1時間半程かかった日もあったのでこの転園は大きな1歩です!あとは弟も同じ保育園に転園が決まれば、子どもたちの送迎を含めても15分ほどで済むようになります。
1歳児は枠も多くなく、かなり厳しい状況ではあるのですが、早く2人が同じ保育園に入れることを祈るばかりです。

今週末からのGW10連休の方も多いのでしょうか。体調に気をつけて楽しい連休をお過ごしください。
私は娘の転園に伴って、地獄の名前つけが待っています。

医局秘書 安部萌々子

2019.05.08_NO.92

55日、佐々木英夫先生のご自宅に弔問に伺ってきました。
今回はそのご報告も兼ねて日誌を記載致します。

 訪問1週間前、外来診療を終えて医局に帰ってくると、秘書安部さんから、弔問段取り相談の念押しの伝言が机の上に置いてあった。段取りが遅れているのは自分でも分かっていた。弔問が嫌なわけでない。むしろ尊敬する佐々木先生の弔問に行かせて頂き光栄である。しかし、どうしても心に引っかかっていた。同門の諸先輩方を差し置いて行く罪悪感と、ほとんど面識のない自分がご家族に受け入れていただけるかとの不安感に。考えても仕方ないので、安倍さんと段取りを進める。多くの方々からご香典を託され、間違いがあってはいけないと、安部さんと再確認をする。大金なので当日まで自分のカバンに入れて持ち歩くことに。

 前日、間中先生、加藤丈夫先生と当日の行程を相談。間中先生はご夫妻で訪問されるとのこと、前日から東京に宿泊され、東京駅で待ち合わせすることに。間中先生から佐々木先生の奥様に連絡をとっていただき、当日、三男の方が送迎含めて、お墓参りを案内して頂くことになった。お供えに「のし梅」を準備するも、お墓参りの準備をしていなかったので、慌ててヤマザワでお花とお線香、ろうそくを買う。

 当日、78分発の山形新幹線に乗車。加藤先生はすでに乗車されており、東京駅からの段取りをお伝えする。東京駅で間中先生ご夫妻と新幹線改札口で落合う。間中先生、加藤先生、私ではそっけない顔ぶれも、間中夫人が入ることでかなり和らぐ。相変わらず気さくに話しかけて頂けるので、私もホッとする。総武線快速に乗り、千葉駅乗り換えで佐倉に到着。駅のロターリで奥様と三男さんにお出迎えいただき、一同、車で墓地へ。奥様はお身体がご不自由とのことも、主治医交代で内服薬の調整が良くなり調子が良くなられたとのこと、病気を感じさせないご様子。三男さんは皆が初対面も大変気さくな方で、我々も遠慮を感じることなくご案内いただく。

 墓地は東邦大学医療センター佐倉病院の目の前で、畑が広がる一角に存在。奥様が手早くお掃除をされ、お花、線香をお供えし一同合掌。佐々木先生に生前のお礼と供養ができたことで、皆に安堵感が広がる。お墓参りの後はご自宅を訪問。時代を感じさせる重厚な洋風作りのマンションの一階。落ち着いた雰囲気で奥の書斎に大きな机があり、最近まで佐々木先生はこの机で仕事をされていたとのこと。

 お茶をいただいた後に、ご自宅前の「Costa」というおしゃれなイタリア料理店に移動し会食へ。美味しいイタリア料理をいただきながら佐々木先生の話題に。佐々木先生の子育て含めたご家庭での振る舞いや、医師としての姿勢などを拝聴。息子さん達には厳しい態度も心配性の一面があったこと。自宅では患者の事ばかり考えていたこと、医局員を自宅に呼んだ宴会では、窓を開けたまま歌いだし近所迷惑になったこと。息子さん達は医師として厳しすぎる父の姿勢を見て誰も医師にならなかったこと。ご自身のお墓を生前に検討されて、山形を見渡す蔵王の墓地、日本海を臨む新潟の墓地、ご実家近くの三条市の墓地と候補を挙げるも、「誰が手入れするの」と奥様に一蹴され、現在の墓地に決まったこと、結婚の際に贅沢はさせられないけど食に困るようにはしないと言われたことなど、これまで知らなかった一面を取り止めもなくお話いただく。我々も負けじと佐々木先生のエピソードを話す。加藤丈夫先生や間中先生夫妻に比べ、私はあまり共通の話題がないので聞き手に回る。しかし、幸いなことに、ポルフィリン症の話は奥様も存じているとのことだった。佐々木先生のライフワークのひとつだったことをお教えいただき、私が仕事を引き継いでいることに感謝の意を頂く。嬉しさ反面、「佐々木先生、ご自宅でポルフィリン症の講釈を奥様にしていたの?」、「奥様、それをしっかり聞いていたの?」と疑問が湧く。ご自宅で佐々木先生が楽しそうに患者の話をし、奥様がそれに聞き入っていたのかなと勝手に想像する。

 あっという間に帰り時間になり帰途につく。最後にご自宅の書物や論文別刷り、写真集、随筆集等の引き取りについて相談。書籍の中に絶版となったポルフィリン症の書を発見し、卑しくも譲渡を申し出て拝受する。佐々木先生の蔵書を形見にいただけたので、かなり感無量。

 帰りは佐倉から東京駅まで加藤先生と同席。主に山形県の第3内科領域の診療体制について語り、励ましのお言葉をたくさん頂いた。東京駅に着くと、間中先生夫妻は新幹線の指定席を取るために一目散に緑の窓口へ。加藤先生と私は逸れるも、予約済みなのでゆっくりお土産売り場まで行き、予約時間が異なるので解散へ。予約の新幹線まで1時間以上あるので、1つ前の便に予約変更をしようかと考えるも、連休で混雑した窓口に迷惑かと思い、しかたないので八重洲口の「鳥元」で焼き鳥を片手に生ビールを飲む。あまりおいしくない‥。東京駅のサテライト店はイマイチと思いながら改札口に戻ると、人身事故で1時間以上遅れる旨のアナウンスが。予約変更すれば良かった後悔するも、まあ、今日は良いことが沢山あったのだから良しとするか、と気を取り直し、混雑した東京駅を後に上野駅へ。手持ち無沙汰に、書店で「50代にしておきたい17のこと」なる本を購入し、改札手前のレストランへ。カウンターに案内され、パソコンで仕事に打ち込むイケメンの若者と、化粧直しに勤しむ綺麗なお姉さんに挟まれ生ビールを飲む。ほど良いボリュームのジョッキが良く冷えていて、結構気持ち良くなる。本も意外に面白い。気づくと列車再開時刻の間際になっていた。慌てて上野の長いエスカレーターを駆け降りホームへ。丁度、新幹線が到着し須く乗車。山形までの長い3時間、夕暮れの黄昏時を横目で眺めながらうつらうつらと。
 今日は人生で思い出に残る日になったかな。

代謝内分泌内科 諏佐 真治

 

2019.05.15_NO.93

石井先生、相澤先生とEテレの話題でしたが、我が家も娘がチャンネルの主導権を握っており、家ではほぼEテレ、プリキュア、アンパンマンしか見せてもらえず、大人はyahooニュースが唯一の情報源となっているような毎日です。4月は出演者の変更が多い時期で、体操のお兄さん、お姉さんの卒業が話題になっていましたが、うちの子は「みいつけた」のスイちゃんが変わったことにかなりショックを受けて朝家で大泣きしてしまい、その日は幼稚園に連れていくのが一苦労でした。

大人も楽しめる番組でお勧めなのが「ムジカ・ピッコリーノ」です。2013年から放送開始され第7シリーズに突入した比較的長く続いている番組で、独特の世界観、途中に入るシュールな映像に最初は「なんだこりゃ?」と思って見ていたのですが、クラシック、映画音楽、ジャズ、民族音楽と古今東西の様々な名曲のアレンジが楽しめるので、今では親子ですっかりファンになっています。(ただ、娘はROLLYが出てくるととても怖がります。)金曜日と土曜日だけの放送ですが、音楽好きの方はぜひ見てみてください。

 

血液内科 山田 茜

2019.05.29_NO.95

毎年孟宗の季節になると、孟宗づくし膳(と自分では言っているのですが)で短い山形の孟宗時期を満喫しています。「孟宗の炊き込みごはん」「孟宗汁」「孟宗と牛肉の煮物」や「孟宗とぎんぼの煮物」など定番のものばかりですが。この週末に、湯田川孟宗のことを思い出し直売のお店に問い合わせたところ、数日前に終わってしまった・・・とのことでした。残念。。。。。。

 

山形で孟宗といえば湯田川孟宗が有名ですが、最近はそのお隣に「黄金(こがね)」という孟宗が売られています。湯田川孟宗のお向かいの山になるのだそうです。お値段は湯田川の約半値ですが、甘くて柔らかくとても美味しい孟宗です。最近は黄金を買うことが多かったのですが、それも終わってしまっていました。

 

旬を逃してしまい次の季節まで一年お預けとなってしまいましたが、来年を楽しみに美味しい「孟宗づくし膳」をいただきたいと思います。

 

医局秘書  今野佳子

2019.06.19_NO.98

お初にお目にかかります。紫陽花の花が日毎の長雨に色づいている今日この頃で
すが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。医師として3度目の夏、今年から当科
に身を寄せさせていただいている小生ですが、不学な自分に様々なご指導をして
いただける先生方や、病のあらゆることを教えてくださる患者様には感謝と尊敬
の意しかなく、これからも日々是勉強也と身の引き締まる思いでいっぱいです。

さて、このような文章を書くのも久しく、何を書けばいいのかと思っていました
が、そういえば最近、我が国日本においてとても重大な、それは重大なニュース
がありましたね!そう、それです。MOMO3号機(通称ホリエモンロケットの打ち
上げ成功ですね!知らない方のためにサクッと説明しますと、201954日 日
本の純民間商業ロケットが初めて宇宙空間 (高度100 km以上に到達したって話
です (すごいですね)。実は、この先にZEROというさらに小型ロケットの打ち上
げ計画もあるのですが、これが大事なんです。これまでは(と行ってもずいぶん
昔の話ですが)、宇宙産業といえば国が主導でやるもの、というのが通説的な感
じでしたが、今や、デカ目の会社ならやはり、人工衛星の一つや二つくらい欲し
いな。。。なーんて顧客のニーズに応えるのが、このロケットな訳です。実は、
商業ロケットの中でも小型ロケット (マイクロランチャー)の部門は、まだまだ
黎明期で新規参入が可能なわけです (そこに目をつけたホリエモンは偉い!)
これからはより低コストで高性能なロケットや人工衛星が続々と生まれてくるで
しょうし、今後も目が離せませんね!
でもこの、既存のものを魔改造して世界より頭ひとつ抜きん出たものを作ろうと
する精神は、日本人ならではなんでしょうかね。そういえば、この感じ、昨今の
血液内科学の進歩と似ているような気がしないこともないな。。。なんてことを
思うさりょーなのでした。ではまた次回も、よろしくおねげーします。

血液内科 佐藤 諒

2019.06.26_NO.99
布哇出雲大社

講義と試験が無事に終わりますように。

「高次脳研究室2」のテーブルに旅行のパンフレットが置いてありました。「あー。もうすぐ、夏休みの時期か。」今年はどこに行こうか、何をしようか、計画を立てている最中なのでしょうか。秘書も夏休みを頂けるので、毎年、お休みを頂いて旅行に行きます。昨年、約10年ぶりにオアフ島に行ってきました。丸亀製麺があり、連日の長蛇の列にはちょっとビックリしました。ワイキキビーチのローソンにはおでんがあり、ビックリしました。今度行けるのは何十年先かわかりませんが、どんな事に驚くのでしょうか。楽しみです。今年の夏休みは、例年ですが、来月から始まる講義や試験の準備で頭が100%飽和状態のため、何も決めていませんが、仕事と同様に気持ちに余裕と計画性をと思う今日この頃です。

医局秘書 伊藤れい子

2019.07.03_NO.100

高次脳機能科の外来診療をやってます。
なんだそれは?と医療者からも言われる診療科名です。
どんな患者さんを診療しているのか紹介しようと思います。
いろいろな疾患、症候の患者さんがいるので、少しずつ。

高次脳機能科の患者さん(1)
私が代表的で特徴的だと思う症候から。「病識の低下」
自分の状態、症状を自分では気づくことができません。
この症状は多くの認知症、高次脳機能障害の他の症候(前頭葉の機能が低下しているとか)に合併しています。
自分が自分以外の世界を捉えているやり方がおかしい、ぼーっとしている、記憶が悪い、うまく見えていない、などがあっても自分では自分のやり方がおかしいと気づけない。
この「病識の低下」が、いろいろな疾患や病巣で起きることが、非常に面白いし不思議だと思っています。

そもそも、疾患が(たぶん)ない人であっても、自分のことは自分で気づきにくい。
自分のことを棚に上げて他の人のことは気づいてあれこれ言う。
これが極端な人もいますよね、時々。
でもそういう人は、困った人だなとは思いますが、病的とも言い難い。
「病的に」自分のことに気づけない、のはどこからなのでしょうか。

私が観察して思うに、高次脳機能障害での「病識の低下」の患者さんでは、自分の状態に気づけないばかりか、他人の病的な部分にも気づけない場合が多いです。

続く
-- 

神経内科(高次脳機能科)伊関千書

2019.07.10_NO.101

5年ぶりに第3内科に戻ってきました。
医局がきれいになっていて、男子ロッカーも作られていて良かったです。
この3内日誌も初めてみました。
労働環境がかわると、慣れるまでたいへんですが、
また気持ちを入れ替えて、勉強していきたいと思います。

代謝内分泌内科 柄澤 繁

2019.07.17_NO.102

初めまして。今年度から第三内科に入局し内科専攻医として研修をさせて頂いている鳥居由佳と申します。まだまだ勉強不足で医局員の先生方にはたくさんご迷惑をお掛けしておりますが、今後とも精進してまいりますのでご指導のほどよろしくお願い致します。

 私は料理と食べることが好きで、時間があるときに料理を作り自己満足しています。安くて使える食材を購入し、短い時間の中で効率よく多くの品目を作るためにはまずなにから準備を始めたらいいか、どのタイミングで調味料を入れるか、そんなことを考えながら頭をフル回転させて一人でタイムアタックをする時間がとても好きです。最近は時間があまりなく凝った料理は作れていませんが、料理を作るとなんだか普段の診療に似たものを感じます。どんな食材を使うか、どのタイミングで火から引き上げるか、いつ味付けをするか…こういった考えが病棟管理に通じるものがあると感じる今日この頃です。

 うまいこと言おうと思っていまいち言えませんでした。料理の腕も医者としても、経験を積んでいきたいと思います。

                            血液内科 鳥居由佳

2019.07.31_NO.104

毎日暑いですね(>_<)

そんな暑い山形の夏のイベントの1つに『花笠祭り』がありますね!

昨年までは、娘が花笠祭りに出てみたい‼踊りたい‼というので、親子で貴重な経験ができる!と思い、医局の先生方とご一緒させていただき参加していました。

がしかし、3年も続けて参加してると、私の体力と気力が限界に...(T_T)

と思っていたら、娘は今年、小学校の有志でしている花笠チームに入ることになり、私は花笠まつりから解放された~☆と喜んでいたのですが、4月後半から毎週練習に連れて行き、夜に練習していることもあり、当番で子供たちの様子を見ながら終りの時間まで体育館にいなければならなく。しかも当日は色々手伝いがあったりと、今までよりも慌ただしく花笠祭りにむけて頑張ってるところです(^_^;)

 

本番まであと数日、ママ友たちとの打ち上げ\(^o^)/を楽しみに、もうひと頑張りです(^_^)v

 

医局秘書 土屋 千夏

2019.08.07_NO.105

第三内科同門会1期生としてご活躍された高橋健二先生が2019年7月28日にご逝去されました。7月30日に行われたご葬儀に参列させていただきました。

長らく療養されていらっしゃると伺っておりましたが、ご一緒に勤務されていた多くの同門会の先生、同僚の先生がご出席されておりました。高橋先生のお人柄、お仕事ぶりが偲ばれました。私は高橋先生から直接のご指導を仰ぐ機会はございませんでしたが、諸先輩方を通じて高橋先生からご指導いただいているものと思います。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

 

神経内科(第三内科同門会21期生) 小山信吾

2019.08.14_NO.106

夏真っ盛りのお盆です。山形大学に赴任して4か月が経ち、仙台と山形の往復も5か月目に入りました。長距離の運転をしていると、大学時代の講義で、その土地に住んで医療に携わりなさいと教わったことを思い出します。その通りだなと感じるのです。自治医大ではへき地医療に従事することを刷り込むのですが、自分の経験ではそこに住むと住まないとではその病院とか地域に対する愛着が違うのです。地域の特徴や人々の生活をより近くで感じられるからかと思います。現在、家庭の事情で仙台から通勤しているわけですが、山形に住むことが理想と思います。しかしそれができないのであればそれに近づくように努力しようと、温泉をめぐり、神社をめぐり、そばを食べ、そして医局に住むということを実践しているわけです。今朝は片道30分かけて蔵王温泉に行ってきました。さらに努力したいと思います。

血液内科 氷室 真仁

2019.08.28_NO.108

毎日暑い日が続いており少し秋が恋しくなってきました。 
家の周りもだんだんセミの声から鈴虫の声が聞こえるようになりました。
さて今年の春の事ですが家族でお花見に行き子供を抱っこして1時間ほど歩きまわっただけで、足にどっと疲労感がありました
ここ最近の運動不足が祟ってかこれではまずい(_ _) と思いそれから毎日夜寝る前に簡単なストレッチやスクワットをしています。なかなか本格的な運動はできていませんが、いままでは買い物に行った時などもエレベータやエスカレータにすぐ乗ってしまっていましたが、階段を使うようにしています。 
少しずつ改善傾向にあるような気がしているので、毎日コツコツこれからも続けていって運動不足解消に努めて行きたいと思っている今日この頃です。

血液内科秘書 相田あゆみ

2019.09.04_NO.109

Coke Onというアプリを利用している方はいますでしょうか?以前に検査技師さんに聞いたのをきっかけに始めたのですが、どのようなものかというと、ある一定の歩数を歩いたら定期的に自動販売機で利用できるドリンクチケットをもらえるコカ・コーラのアプリです。もともと、携帯の万歩計の機能を利用していたこともあって、このアプリで現在は一日の歩数を確認しています。93日の現時点での歩数は1976772歩です。財布を出すのが面倒な時に、ドリンクチケットを利用し自動販売機で好きなドリンクを購入できるので、まだ使用していない方は良かったら試してみてください。

 

血液内科 伊藤巧

2019.09.11_NO.110

初めまして、今年度から第三内科に入局しました岡部裕真です。日々、上級医にご指導いただきながら診療に励んでおります。

さて、私事ですが先日夏季休暇で東京に行ってきました。東京は好きでよく行くのでお勧めしたいものはいろいろありますが、今回お勧めしたいのはレンタル自転車です。

レンタル自転車事業は近年、多くの企業が参入して群雄割拠の時代ですが、今回利用したのはNTTドコモによる東京自転車シェアリングです。都内690か所ある無人のサイクルポートで借りることができ、返却するのは690か所のサイクルポートであればどこでもよいのです。値段も30分で100円と安く、何より素晴らしいのは電動アシスト付きであることです。東京は坂道が多いので、大変便利です。変に電車を乗り換えして近くの場所を移動するよりも安く、短時間で移動できることもあるので、ぜひ利用してみてください。

しかし、注意すべきはアシスト機能は50㎞程でバッテリーが切れてしまうので、私のように1日で長距離を走る場合には、バッテリーが切れる前にサイクルポートに寄って別の自転車に乗り換える必要があるということです。

神経内科 岡部裕真

2019.09.18_NO.111

初めまして、3年目の細川雅司です。今年度から血液内科として山形大学に勤務しています。先生方のご指導のもと、日々勉強させていただいております。

 

最近の日課は、ネットで飲食店を探して、夕飯を食べに行くことです。というのも、初期研修病院が実家の近くだったので食事には困らなかったのですが、今年からは山形市で一人なので、食事の用意に苦労しているのです。

 

山形市は学生の頃にも住んでいたのですが、調べてみると知らない店ばかりで、まだまだだなと思う日々です。でも中にはお店の雰囲気が良すぎて、行きたくても行けないところもたくさんあります。そしてご飯はやっぱり1人よりも大人数のほうがおいしく、楽しい時間になります。ということで、もし食事に困った際には声を掛けていただけるとありがたいです。

血液内科 細川雅司

2019.09.25_NO.112

少し前ですが、映画『アラジン』実写版を観てきました。アラジンって、主人公が魔法のランプをこするとランプの精が出てきて願いを叶えてくれて、最後は壺に入った盗賊をこらしめる話だったよな…と思っていたら、どうやら「アリババと40人の盗賊」と混同していた様です。4Dで観たので座席が動いたり、風を感じたりと、ディズニーランドのアトラクションに乗ったような感覚でとても楽しめました。劇中で歌われる「A Whole New World」がしばらく耳から離れず、数日間は気づくと鼻歌を歌ってしまったりしていました。

その後公開された『ライオン・キング』も大ヒットしているそうで、改めてディズニー作品ってすごいな、と思います。ちなみに私が一番好きなディズニー映画は『メリー・ポピンズ』です。古い作品ですが、とても素敵な作品なので、お勧めです。

 

内分泌代謝内科 長岡杏子

2019.10.02_NO.113

春夏秋冬

 山形に赴任してから、比較的頻繁に車を運転しており、以前に増して季節を感じることが多くなった。運転時間は、主に夜間と早朝に限られるので、決まった時間の変化しか見ることができないが、それでも新緑から深緑、紅葉から落葉をみると季節というのは如何にダイナミックであるかを感じている。昔、「冬の花」という鮎川いずみ氏の歌(必殺仕事人のエンディング)のくだりに「春と思えば夏が来て、夏と思えば秋がきて、所詮最後は寒い冬」というのがあるが、いかにもその通り。人生80年とすると、すでに半数の四季を経験しており、この先は変化を感じる時間も年齢を重ねる毎に少なくなるであろうから、今後はもっと四季を感じながら生きたいと願う。この四季感は、人生とも通じるであろう。自分にとっては、今がちょうど夏から秋の時期(研究者としてはまだ盛夏でありたい)にあると考えると、実り多い秋を迎えるためにはどうすべきか?毎日、苦悩して止まないが、一度きりの人生なので、研究・臨床・教育に精一杯臨んでいきたいものである。

血液内科 東梅友美

2019.10.09_NO.114

スポーツの秋がやってきました。

ラグビーのワールドカップが始まり、今まで見たこともないのに俄かラグビーファンになり、テレビで応援をしています。見始めると意外に面白く、はまってしまっています。

ワールドカップバレーに、世界陸上、Jリーグ(アントラーズが首位に!)そしてフィギアスケートのシーズンも始まります。

ジャイアンツは5年ぶりのリーグ優勝を果たし、クライマックスシリーズ、そして日本シリーズへ!! 巨人最強の捕手である阿部慎之助選手が今季限りで引退を発表していますので、最後に日本一という有終の美を飾って引退してほしいと願っているのは、私だけではないと思います。

スポーツだけならいいのですが、食欲も止まらなくなって冬に向け脂肪を蓄えている今日この頃です。

                              技術職員 清野智美

2019.10.30_NO.117

 第3内科神経学分野の秘書の高木です。

 先週末の1026日に息子の野球の大会で福島の南相馬市へ行きました。2週間前の台風19号の爪痕がまだ残る中、前日の25日にも大雨に見舞われ、南相馬市全域に避難勧告が出されました。大会開催が危ぶまれるものの、とりあえず球場に向かおうと出発したのですが…。

 米沢周りの高速道路は途中から通行止めになっていて、一般道を行くことになりました。ところが一般道も途中で通行止めで完全に足止めされてしまいました。

それでも、しばらくして高速の通行止めが解除されたので、なんとか球場にたどり着き、試合をすることができました。

 道中の景色には災害の大変さを物語るものが沢山ありました。今にもあふれそうに水量を増した河川、土砂崩れの跡と土のうの列、山肌から染み出る大量の水、倒れた木々…。中でも、路肩や田んぼのそちこちに、脱輪して動けなくなった車が投げ出されているのには衝撃を受けました。いくらニュースで見知っていようと、実際に自分の目で見るとこんなにも恐ろしいものかと実感されます。

 山形から南相馬まで5時間もかけて行った大会は、子供たちにとっても親にとっても忘れられない出来事となりました。そして台風とそれに続く大雨で被災した地域の一日も早い復興を切に願います。

神経学分野秘書 高木稚春

2019.11.06_NO.118

血液内科の山本です。最近思ったことを5つお話させていただきます。

1つ、ラグビーワールドカップを見て、価値観の多様性に清々しさを感じました。

2つ、芥川龍之介の眉山を読んで、人を評価し言葉にする浅はかさを感じました。

3つ、Germline変異解析の商業化の話を聞いて、余計なお世話だろう、と思いました。

4つ、西尾維新の作品では、貝木泥舟が最も共感できるキャラクターだと思いました。

5つ、第三内科の医局は、わりと居心地がいいと思いました。

今後ともよろしくお願いします。

血液内科 山本雅一

2019.11.13_NO.119

先日までラグビーワールドカップをテレビで観戦していました。もともと興味があったわけではなく、自国開催だからというわけでもなく偶々テレビを点けたときに日本-アイルランド戦を観たのがきっかけでした。知識ゼロで観始めたものの試合の状況やルールを逐一わかりやすく解説してくれる番組構成だったこと、グラウンド外での対戦国同士の選手やファンの交流なども映してくれたこと、何より医局の机が隣でラグビーご経験者の山本先生からテレビで聞けないような見どころまで教えていただいたことで、気づいたら次の試合、その次の試合を待ち遠しく過ごすようになりました。本来ならば競技自体をもっと楽しんで観るべきなのでしょうけれど、私個人には、試合後の「多くの犠牲を払って4年間努力してきた」という選手たちのコメントと、ドレッドヘアを編んでいる間が唯一の家族で過ごせる時間だったという堀江選手の奥様の言葉が、特に心にしみた1か月でした。運動習慣の無い私にはとても挑戦できるスポーツではありませんが、にわかファンなりに今後も楽しんで観戦したいと思っています。

代謝内分泌内科 高瀬薫

2019.11.20_NO.120

少し前の休日、ふとテレビをつけた時でした。

素人・プロなど様々な出演者がカラオケの得点を競う番組が始まり、歌好きな娘の希望に沿いそのまま見ることに。

ある出演者が石川さゆりさんの『天城越え』を披露。その方は男性でしたので、キーの調整がありましたが、のびやかに高音を響かせ楽しそうに歌っていました。男性の歌う『天城越え』がとても新鮮で思わずうっとり。娘も「うん、このお兄ちゃんいいね」とまずまずの評価(なぜか上から目線)。

最近はあまり演歌や歌謡曲というものを日常的にテレビなどで聞く機会はなくなりましたが、私が小さい頃はNHKの歌謡コンサートなどをよく見ていたものでした。懐かしくなり、某人気サイトで「石川さゆり」、「細川たかし」、「布施明」などなど検索し、家事をしながら娘と聞いています。便利な世の中ですね。

紅白歌合戦ではここ数年ベテラン歌手の卒業が多く宣言されていますが、個人的には年末くらい往年の名曲をたっぷりと聴きたいような気がします。

 

先日の幼稚園からの帰り。

「こごえしょ~な かもめみつめ ないていました~♪ あ~~~~(ビブラート)♪」と踊り場で響く娘の声。大急ぎで玄関のカギを開けるのでした。

 

血液内科 相澤 桂子

2019.11.27_NO.121

大分寒くなり、蔵王の山も真っ白になりました。今年もあと1ヶ月ちょっとですね。寒いのがとても苦手なので「春まで冬眠したい…」と思う毎日です。

今年は久しぶりに「読書の秋」を過ごしていました。とは言ってもなかなかまとまった時間が取れず、子供たちを寝かしつけて(自分まで寝てしまうのでこれが厄介!)、残った家事や翌日の保育園の準備等を終わらせた後のわずかな時間に少しずつ本を読み進めています。今は瀬尾まいこさんの「そして、バトンは渡された」を読んでいるところです。まだ読み終わってはいませんが、「家族」の在り方、人との向き合い方を考えさせられます。

読んでいる最中はもちろんですが、読み終わった後の余韻や、「次は何を読もう」と気になる本のあらすじやレビューを見る時間も楽しいものです。

1ヶ月に23冊程度のスローペースですが、読書熱が冷めるまではチマチマと夜の読書を楽しみたいと思います。

医局秘書 安部萌々子

2019.12.11_NO.123

荒涼たる冬となってまいりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。もうすぐ忘年会のシーズンということもあり、例に漏れず、当医局忘年会におきましても様々な出し物を用意するために、新人ども(私を含めまして)は、日々奮闘しているところです。

 

はてさて、早いもので今年も終わりなわけですが、今年の一大ニュースをふと思い出してみると。やはりあれですよね。そう、「アルテミス計画」です。ご存知ない方もいることと思いますので、さらっと説明しますと、2024年までに宇宙飛行士をまた月に送り込むという、NASA主導の計画です。そのために、これまでロケットの開発をいろいろしてきましたが、更に「月軌道プラットフォーム・ゲートウエイ」(月を回る宇宙ステーション)も2024年までに作るとのことでした。話が大きすぎてなかなか難しいのですが、まあ、これまでの状況から考えると、まず予定通りには進まないんだろうな、と思っております。しかしながら、もうすぐ宇宙兄弟のような話が現実になるのかと思うと、やはりワクワクせずにはいられませんね!!

 

予定通りといえば、最近自分も血液の診療の中でいろんな予定を立てて、患者さんの治療に携わっているわけですが、予定通りに進まないことも多く、上級の先生方に多大なる援助をいただきつつの毎日です。この場を借りて、深いお詫びとお礼を申し上げたいと思います。しかしながら、一つのシナリオを頭に描いて、現実にそれをどこまで近づけていくのかを考えるプロセスは、もしかしたら宇宙開発と少しだけ近いところもあるのかもしれないな。。。なんてことを思うさりょーなのでした。

 

予定通りいかないことも含めて、予定を立てられるよう、もう少し精進して参りたいと思いますので、よろしくお願いします。。。

血液内科 佐藤 諒

2019.12.18_NO.124

先々週、ASHへの出席で血液の先生方が少ない中、インフルエンザにかかってしまいました。(病棟、外来業務を代わってくださった先生方、本当にありがとうございました!)外来で普段患者さんに「ワクチン受けていてもかかるので気を付けてください」と口酸っぱく言っているのですが、身を持って実証したことになります。夫と娘には実家に避難してもらい、一人自宅で隔離生活。初日は高熱で寝ているしかなかったのですが、抗ウイルス薬の効果で熱は1日で下がり、やっぱり薬の効果はすごい!と感心しつつ、もう元気なのに出勤停止期間なので家からは出られない、という状況に。そうなると主婦の性(さが)で、普段見ないようにしている家の中の散らかり、汚れが気になり、結局休んでいる間はほとんど掃除をしていました。そんな時くらい休んでいればいいんですけどね。皆さんも体調には気を付けてください。

 

血液内科 山田 茜

2019.12.25_NO.125

このところ、一年が過ぎてゆく時間感覚が、年々猛スピード化してきているような気がします。年が明けたと思ったら、もう年末。それと同時に、一日もあっという間に過ぎてしまい、もう少しスロー化していきたい・・と思うところです。

 

今年は、人生二度目の時代が変わる瞬間に立ち会うことが出来ました。前回は崩御という中で行われたのですが、この度は全く違って明るい幕開けでした。明治・大正・昭和を生きてきた方をすごいと思っていましたが、自分も昭和・平成・令和と三つの時代を生き抜いて、この先あと幾つの時代が過ぎていくのかドキドキです。

 

そして、ラグビーワールドカップに沸いた年でもあり、日本代表の選手には感動と前に進む力をたくさんもらいました。来年は、いよいよオリンピックの年になります。また、様々な感動場面に出会えるのでは!と楽しみです。

そんなこんなで、貴重な令和元年の締めには全くもって相応しくない人選となりましたことにお詫びいたしますとともに、今年一年お世話いただきましたことに感謝申し上げます。

 

どうぞ皆様良いお年をお迎えくださいm(._.)m

 

医局秘書  今野佳子

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