山形大学医学部

内科学第三講座(第三内科)

神経内科・糖尿病内科・代謝内分泌内科・血液内科(第三内科)

所在地
連絡先

〒990-9585
山形県山形市飯田西2-2-2
TEL 023-628-5316 (直通)
FAX 023-628-5318
mail:naika3@mws.id.yamagata-u.ac.jp

医学生・研修医の方へ

2018.1.10_no.26

例年通りのお正月でした。親戚が来てお酒を飲んで、既視感を覚えるような構成の正月番組を観て、微睡んで・・・。ふと“予定調和”という言葉が思い浮かぶような時間でした。そんな中TVでラグビー、サッカー、囲碁、将棋などを眺めながら、なぜ強い人、強いチームは強いのかを考えました。

スポーツであれゲームであれ、ある一定のレベルまでは基本的な練習をして、基本的な技術、定石を習得すればなかなか優劣はつきがたいところです。おそらく差がつく理由の一つは、思い通りにならない時、難解な事態に直面した時の対応だと思います。そのような時の対応は人様々ですが、当面どのような対応を取るにしても重要なのは、その理解し難い事態を一旦すべて受け止めることが出来るか否か、つまり哲学者の鷲田清一氏が述べている“思考の肺活量”(哲学の使い方 岩波新書)の大きさだと思います。

解らないことを解らないものとして引き受けること。この得体のしれないモノを自身の中に抱え込む辛いストレスの大きな作業が出来ることが、いわゆる懐の深さ、“思考の肺活量”の大きさでしょうか。厄介なものを抱え込んでいる間に受け止めた側が変容して、より理解が深まるかもしれません。自律的な自己変容とは容易なことではなく、このような得体のしれないモノとの遭遇がその良い機会なのかもしれません。美酒の酔いに任せながら、このような事を取り留めもなく考えていた年の初めでした。

世の中が目まぐるしく変化して、様々な意味で複雑化し困難の度合いを増している中、今後この懐の深さがますます重要になってくると思います。今年の目標は、より懐の深い、鍛えられた“思考の肺活量”を持った教室にすることです。

荒れ模様の天候で始まった新年ですが、本年が皆様方にとって良き一年でありますように。

そして今年も第三内科をよろしくお願いいたします。

主任教授 血液内科 石澤賢一

2018.1.17_no.27

12年ぶりに日本で新年を迎えました。昨年4月に石澤賢一教授のご高配により、山形大学第三内科に赴任し、新しい研究室を立ち上げさせていただきましたが、セットアップがどれだけ大変かを痛感した1年でした。それでも、石澤教授の心強い御支援、血液内科メンバーの御協力、清野さんをはじめ医局スタッフの御尽力で、ようやく運営が軌道に乗り出したことをご報告させていただきます。ラボメンバーとして、当科大学院生の柳谷稜先生をはじめ、 腎臓内科市川先生のご高配により松木絵里先生、創薬科学講座の白石正教授のご高配で須藤将裕先生が大学院生としてラボに参画され、医学部医学科の学生3名(五年の石澤君、三年の菊地さん、高畠さん)も含め6名となり、実験室が徐々に手狭に感じられるようになりました。日本とアメリカのそれぞれの良い点を組み入れたラボ運営をしたいと考えています。

ところで、日本ではまだ一般的な言葉ではありませんが、欧米では「Physician Scientist」という概念があります。これは臨床医でありながら基礎研究に精通することで、基礎の研究成果を臨床に還元し、また臨床の疑問点を基礎研究で解決するという「Translational Research」を行う医師のことを言います。私のアメリカ時代のボスは典型的なPhysician Scientistですので、10年以上彼と一緒に仕事をし、私もいつの日かそのような立場で自分のラボを構えることを目標としていました。

少しだけ、話が逸れます。私は力不足で米国で自分のラボを構えることができませんでした。PI (principal investigator:日本の教授に相当します)最終選考の機会を複数回得ましたが、結果はいつも。。。最終選考は書類選考で残った3人の候補者を選出、インタビューに呼んで、スライドを用いたプレゼン、「Chalk talk」という本当にチョークと黒板だけで行うプレゼン、十数人のfacultyの方々と30分毎の面接という形式で行われ、夜はレストランでのdinnerです。つまり、Englishが外国人にとって重要なのです。初めてのインタビューは20124月、カナダのサスカチュワン大学でしたが、そこで思わぬ失敗をしました。dinnerに行った際、赤ワインのボトルを注がれるまま一人で2本空け(英語力を酒でカバーしようとした?)、chairに「インタビューでここまで飲む奴を初めて見た」と言われたのです。ちなみに欧米では酔った姿を人前で見せることは「恥」と考えられています。彼は3日間のインタビューが終了し、私を空港に送る途中でも自宅へ案内し、「上手いのがあるから飲んで帰れ」と赤ワインを飲ませてくれました(どなたかと似ていませんか?)。結局、Englishで落とされましたが、彼とは今でも連絡を取り合っています。ちなみに彼の父はEgon Bretscherという核物理学の有名な研究者でウラン濃縮の際に核融合が起こることを発見、弟子の一人はMRIの原理を発見したFelix Blochでノーベル賞をとっています。彼も免疫学者としてNatureの論文を複数持つ優秀な研究者です。他のインタビューでも、尽くEnglishが大きな壁となり、その重要性を実感しました。ただし、インタビューを経験したことで人脈は世界に広がったと思います。アメリカという国は非常にdiversityに富んでいます。人種差別は確かにありますが、それでも外国人をCV(業績集のようなもの)で評価し、旅費まで出してインタビューに呼ぶわけですので、非常に懐が深い国だと感じています。

私はアメリカでの夢は叶わないまま日本に帰国しましたが、第三内科の皆さん、21期の同期生が温かく迎えてくれたことに深く感謝しています。「熱い涙も故国に着けば嬉し涙と変わるだろ」という歌詞をご存知の方はそう多くないかもしれませんが(田端義男の「かえり船」)、終戦後満州などからの引揚げ者のお気持ちが少しだけ理解できたように思います。日本は敗戦後、世界に稀に見る経済発展を成し遂げ、長寿国となり「豊かな国」に変貌しましたが、その原動力は敗戦を経験した当時の方々の弛まぬ努力と挑戦の結果であることは疑いの余地もありません。今後は自分の経験(苦いものも含めて)を若い方々に伝え、優秀な国際的視野を持った若者をPhysician Scientistとして育て、日本から世界へ向けて挑戦し続けたいと考えています。研究は地味ですが、続けなければ医学の発展はあり得ません。二十年以上前の学生講義では「がんは免疫では治せない」と言われていたのが、今ではチェックポイント阻害剤で治療可能にまでなりました。 移植免疫、腫瘍免疫、血液学、Englishに興味のある方々の参加を日々お待ちしています。

血液内科 東梅友美

2018.1.24_no.28

第三内科の皆様のご好意に支えられ、当院では毎週一回診療をさせていただいています。

神経内科疾患のうち、認知症に関わる診察が多いこの頃ですが、私の出会う認知症の患者様はのんきで(病気の意識がなく周りの人は困ることもあるのですが)明るく、おおらかなお気持ちでいらっしゃることが多く、支えられています。ご家族の、介護にも頭が下がります。振り返って私は子供5人の世話で手一杯、なにかいつもと違うことがおこったり、夫が留守となったりすると容量オーバーです。でもおかげさまで診察室や医局でかけていただく言葉に励まされ、様々な方に出会って勉強をしながら、毎日を乗り越えることができています。一緒に乗り越える神経内科スタッフ、第三内科スタッフ(女性、男性問わず)も引き続き募集中です。今年もどうぞよろしくお願い致します。

                 神経内科 高橋賛美

2018.1.31_no.29

20165月から山形大学第3内科に勤務しています。それまでは旭川医科大学で働いていました。全く別の土地で働くことに不安がありましたが、医局の先生方やスタッフの方々のお陰で環境に慣れることができました。ありがとうございます。

振り返ってみると卒後11年も経ち、初期研修時代の2年間と大学院後の半年間を除くとすべて大学で勤務しています。研修医の先生や、学生と話していると、どこで働くのがいいかという話になることがしばしばあります。なので、大学での勤務について、僕の思うことを書きます。

大学での勤務は、雑用が多く安月給というイメージが多くの方にあるかと思います。長い間、大学に所属していると、何が雑用なのかわかなくなってきている自分もいますが、一般的なイメージはおおよそ当たっていると思います。大学院を終えると、御礼奉公として地方の病院での勤務を命じられることが多いと思いますが、大学での勤務が一番の御礼奉公なのではと思える時もあります。

大学は、臨床はもちろんですが、教育・研究も臨床と同程度に行うことが求められる機関です。また、今後何をしていきたいのかわらない、自分探し系の医師に場所を提供する役割もあると思います。そして、市中病院や開業医と大きく異なることは、他分野の医師やコメディカルの専門性の高さではないかと思います。専門性への志の高い他分野・他職種の方々と患者さんをどのように良い状況に導くかを様々な視点から考えすすめる医療は楽しく、大きな組織で働く勤務医ならではのメリットであると思います。

今の僕はというと、臨床は楽しく、教育に関しては将来の医療を担う学生・研修医にしっかり勉強をしてほしいのは当然ですが、自分にとっても新たな気付きがあるので勉強になります。研究については大学所属が長いせいか新たなことを見つけることの大切さ、面白さを感じます。ただ将来何がしたいかといわれると、明確な答えは持ち合わせていないので、今は大学での勤務が良いのかなと思えます。そうは言ってもやはり大学勤務ならではのやりたくないこともたくさんあるので、誰もやりたくないことの中に自分を成長させるものがあると信じて働いています。

ざっくりですが、大学はいろんなことをする機会を与えてくれる環境であり、その人に応じた最適な勤務スタイルを提供できる場であると思います。誰しも時間が経つと、自分のまわりの環境は変化するので、保険と同じように時々見直しながら一番良いと思う選択をしていくのがよいと思えます。皆が幸せになれる選択肢を少しでも増やすことに貢献できればいいなと思います。大学勤務もいいかもと思った方は気軽に相談がてらお茶かビールでも飲みにきてください。

血液内科 伊藤巧

2018.2.7_no.30

今週、米沢と喜多方の間の国道を走っていると、車の4台前で雪崩が起きた。福島県側には山中に7つの短めのトンネルがあるのだが、トンネルとトンネルの間も道路のために山を削り取っているため、非常に急な斜面が道路に面している。雪崩ガード用の鋼のネットが張ってはあるが、雪崩が起きると、そのガードでも受け止めきれない分が道路に言葉通り雪崩れ込んでしまったのであった。4台前で何かが起きたとはいえ、前の車と間隔を空けて停車したし、吹雪なので、始めは何が起きたかわからなかったので、自分の車の中で靴から長靴に履き替え、車を出て前の方に見に行く。雪崩に巻き込まれた対向車線のバンは、80センチ位の深さまで埋まっている。幸い、乗っている人は外へ出られるようだ。携帯は圏外のエリアなので、トンネルに設置してあるSOS電話で救援を頼んだところ、とのこと。40分ほどして、福島県側から除雪ドーザが到着。

しかし埋まった車のキワはスコップで手作業で雪をかかねばならない。車に載っていたお兄さんや近くの車の人数人で雪かき。私の車にいつも載せているスコップと軍手も提供し使っていただく。埋まった車自体は山形県側からかなり大型の牽引車が到着し、少し手掘りしたあとは一気に牽引。車が取り出された後はやっと除雪ドーザが大音響をあげながら雪を寄せてくれた。片側車線は開通したので、すでに行列になっていた車たちはようやく動き始めた。ここまで1時間半。早かったと思う。皆無事でよかった。

山形に来てから、東北の人のやや寡黙傾向の我慢強さを、この雪の季節によく感じる。雪の前になぜ、はなく、掻き進むのみ。

私の職業は医師。なぜ雪崩レポート。次回は医学系にしよう。

特記事項:車に長靴とスコップと軍手、ゴム手袋は必須。

神経内科 伊関千書

2018.2.14_no.31

バレンタイン間近ということで、チョコレートを食べながら書いています。チョコレートは私の好みを知っている従姉からもらったもので、マトリョーシカ型の小箱に入っていました。私は昔からマトリョーシカが好きで、雑貨はなるべく買わないように心掛けてはいますが、マトリョーシカ柄の物を見るとついつい欲しくなってしまいます。自宅には大きさも色もそれぞれ違うマトリョーシカが6体、並べて飾ってあります。マトリョーシカはロシアの民芸品で、中から次々と、一回り小さい人形が出てきます。パッチリした眼が可愛らしく、胴体に描いてある絵柄が華やかです。私がマトリョーシカを好きになったのは、物心ついた時から、祖父母の家に飾ってあるのを見てきたからだと思います。祖父母の死後、そのうち2体を私が譲り受けました。私の祖父は、軍医としてシベリア抑留を経験しており、酔うと「カチューシャ」というロシア民謡をよく歌ってくれたものでした。

マトリョーシカだけでなく、ロシアの雑貨は色鮮やかでとても素敵です。いつか、ロシアを旅して、雑貨屋めぐりなどできたらいいなと思います。

代謝内分泌内科 多田杏子

2018.2.21_no.32

昨年4月に山形に引っ越してきて初めての冬。夏の厳しい暑さを乗り越えて辿り着いた先は大量の雪の山。山形に長く住まれている方たちから見ても、今年の雪は多いと聞きます。私が生まれ育った岩手県盛岡市でも、幼少の頃はこれくらいの雪が降ったような記憶がありますが、近年は減ってきたように思います。慣れない雪かきや氷割りで上半身の筋力を鍛え、研修医に教わった居酒屋のどんがら汁を熱源にして、この冬を楽しんでいきたいと思います。

血液内科 長谷川慎

2018.2.28_no.33

早いものでまた日誌の順番が回ってきました。
2月は節分(大豆が好き)、バレンタイン(チョコレートが好き)と素敵なイベントシーズンですね。
大豆食べて恵方巻食べて、「犬猿」観に行って、チョコレート食べてました。
健康のためにも十分な睡眠時間をとりたいものですが、なかなか難しいです。
とりあえず好きなものからパワーをもらって頑張っている今日この頃です。

神経内科 公平瑠奈

 

 

2018.3.7_no.34

妻の母が入院してから1年と3ヶ月が経過しました。妻と義兄が交代で付き添ってます。その間、大学1年の長男が中心となって、高2の長女、中2の次女、小3の三女と私で炊事、洗濯、掃除、塾や部活の送迎をしてます。買い置きが減って冷蔵庫が片付いてきたこと、コインランドリーの便利さを知って、布団カバーやカーテンなどの大物洗いもできたことは、却って良かった点です。最近はスーパーの美味しい惣菜にも飽きてしまい、長男がCock Do®を活用してます。それから、雑誌「dancyu」を買ってきて、肉の焼き方を研究して安くて美味いステーキを焼けるようになりました。

本題に戻ります。母の入院する病院では、シャワーとトイレが独立するタイプの個室で料金は5400円と格安です。治療が一段落して入所する病院に併設された療養型病床は月々17万円です。母も居心地が良いようです。私達家族が宿泊するホテルは一泊3000円と、これも据置価格です。病院もホテルもスタッフの接遇も大変に親切で暖かく感心します。陽子線治療は300万円と確かに高額ですが、サイバーナイフも保険適用となり助かっています。此方に所属されている先生と下垂体関連の学会で会ったときに、「素晴らしい病院ですね。」と申し上げたら、「確かにそうです。」との事でした。山形大学も重粒子線治療が始まって、各所から患者様や御家族が訪れる様になって、素晴らしい病院ですねと言われるようになればいいと思います。また、母のお陰で私達家族は多いに勉強になっております。母に感謝し快気を願います。

代謝内分泌内科 亀田

2018.3.14_no.35

3月に入り、もう少しで新しい年度が始まる時期になりました。私は外勤で置賜総合病院へ週に1回行っていますが、山形よりもさらに雪が多い地域のため今年の冬は通勤が例年より大変でした。何回か車で行くのはあきらめて奥羽本線を使用しましたが、電車に乗ると普段とは違う環境が味わえ、また少々の居眠りもできるのでなかなかいいものです。車内で足元がじんわり温かくなって心地良くて、うっかり寝過ごしてしまう危険性はありますが...。高校生の通学の時から数えると寝過ごしてしまったり、どう思ったのか反対行きの電車に乗ってしまったり何回か失敗しています。山形にいると車が多くて電車に乗る機会が少ないですが、たまには電車に揺られてぼーっとする時間も心地いいです。4月には大学にも新しいメンバーが入ってきて、これから本格的な春がやってきます。春は穏やかな雰囲気と独特の植物の匂いがあって一番好きな季節です。私もフレッシュな気持ちを大切に何事にも取り組んでいけたらなと思っています。

                         血液内科 猪倉 恭子

2018.3.22_no.36

私の所属している神経内科は筋力・筋肉に携わる診療科ですが、標榜している診療科名には一切「筋肉」という単語は入っていません。それどころか、日本中どこを探しても診療科名に「筋」とか「肉」とか入っている診療科はなさそうです。試しに「筋肉科」とGoogle検索してみましたが、私が望むものはヒットしませんでした。実際に筋肉に携わる症状を診療しているのは「神経内科」「整形外科」「膠原病内科」が主だったものかと思います。ちなみに先日、日本神経学会からのメールが来てまして、同学会としては標榜診療科名を「脳神経内科」に変更することを決定したようでした。「脳神経筋肉内科」になるのはまだまだ先のことだと思います。こんな前置きですが、今回は筋肉について(非科学的に)少し語ってみたいと思います。実際に働くとなかなか体を動かす時間がなくて、チームスポーツなどに参加しているという声はあまり聞きません。一人で時間を持てるときにランニングや筋トレをしているドクターが多いような印象を受けます。現在では高負荷×低回数と低負荷×高回数のいずれでも筋肥大を得られるという話だそうで、ジムでもお家でもマッチョになることが理論上は可能なようです。ちなみに自分はマッチョを目指しているわけではないですが、(最近やっていないですが・・・)家で簡単なトレーニングをしていました。もし手軽に筋トレやダイエットを行いたい方がいれば「腹筋ローラー」を私はお勧めしています。特に二輪タイプで滑り止めのある商品が初心者にもおすすめです。最初は膝をついてもいいので1セット10回×3セットを週に2~3回やります。徐々に膝をつかずにやる、1セットの回数を増やす、1回にかける時間を延長する、週に5~7回やるようにするなどで負荷を強めることができます。また、人ひとり横になれる場所さえあれば可能で、家族から文句を言われる心配もないと思います。さらに全身運動なので、特定の筋肉でなく、上半身を主体としてまんべんなく鍛えられます。ここまで読まれた方はきっとやりたくなってきましたよね?いきなり腹筋ローラーは敷居が高いという方は「プランク」などの静的な体幹トレーニングから始めるとよいと思います。以上、非科学的な筋肉の話でした。

※医学的なツッコミは一切受け付けません。個人の感想であり、効果には個人差があります。また上記の通りに実行された場合に生じた損害に関しては、一切の責任を負いかねます。

神経内科 佐藤大祐

2018.3.28_no.37

201710月から第三内科に勤務しています、髙窪です。

諏佐准教授のご高配により、異動の半年前の20174月から、週1回、外来診療にお邪魔していました。このときにとても困ったのが電子カルテの操作でした。特に機械が苦手というわけでもないのですが、山大の電カルはなかなか難易度が高く感じます。

皆さんにご迷惑をおかけしながら(今も)、色々と教えて頂いてどうにかやって来られたなあ、と612)カ月を振り返ってしみじみ思います。これからもどうぞよろしくお願い致します。

代謝内分泌内科 髙窪野恵

2018.4.4_no.38

春は別れの季節である。

先日、いつものように帰宅し車をアパートの駐車場に止めようとしたとき、見慣れたはずの風景に少し違和感を覚えた。何かな?と思って、あたりをよく見まわすと、アパートの幾つかの部屋のカーテンがすっかり取り外され、荷物が運び出されて伽藍洞になった部屋が見えた。

“そうか、引っ越したのか” 

医学部の6年生たちの部屋だった。すでに卒業式、謝恩会も終わったのではあるが、改めて教え子たちの巣立ちを実感した瞬間だった。

同時に、彼ら彼女らに、十分に血液学を教えることが出来たのであろうか、これから現場で出会うであろう貧血の患者さんにうまく対応できるだろうかなど、自責の念と老婆心ともいえる思いが尽きない一方、私などより思考がはるかに柔軟で成長が早いから、きっと遭遇した出来事に適切に対応してくれるに違いないとも思った。

教育とは、などと大上段に構えるつもりはないが、おそらく相手の持っている思考体系を揺さぶること、視点を変えさせることが大切なのだと思う。長年体に染みついた考え方、見方を変えることは容易なことではないが、より深い思考に導き、より多角的な視点を自覚する手助けをすることが教育の一つの役割ではないかと思う。

本当にそのような教育が出来ていたのか・・・

今年も9000人余りが医師の仲間入りをした。

彼ら彼女らの前途に幸多かれと祈る。

主任教授 血液内科 石澤賢一

2018.4.11_no.39

4月、新年度になりました。ついこの前新年を迎えたばかりのような気がしますが。時がたつのは早いですね。

さて、2月~3月になると患者さんから聞かれることが多いのは、異動するかどうか。大学病院の患者さんにも、出張先の患者さんにも聞かれます。「先生、異動は?」「4月からどうなの?」と。通院歴が長い患者さんほど、我々大学病院の医師に異動が多いことや出張先が変わることをよくご存じで質問されるのだと思います。4月からも変わらないことを伝えると「よかったー。」「ずっと変わらないでね。」と言ってくださる方もいらっしゃり、この言葉を聞くと、すごく嬉しくなりますし、少し安心します。内分泌・代謝グループの医師は、糖尿病や高脂血症などの患者さんを見ることが多く、時には食事や生活の見直しをお願いしたりなど指導が多くなることもあります。だからこそ、患者さんにより添えているのかが不安になることもあります。それが、この年度末の患者さんの言葉で救われる気がします。(私だけなのかもしれませんが。)患者さんにとっては、様々な面で医師が変わらないことが一番いいのでしょうが、医師が少ない山形では仕方ありません。いつか異動があるかもしれませんが、それまではこのように言っていただけるように、かつ、よりその方に一番合う治療ができるように頑張っていこうと思います。

ふと気づいたら、駐車場の桜が何輪か咲いていました。ただ、まだ気温差が激しいので風邪をひかないように気を付けていきましょう。今年度もどうかよろしくお願いします。

 

代謝内分泌内科 羽田幸里香

2018.4.18_no.40

この度、第三内科に入局し専攻医としての研修をさせていただくことになりました、3年目医師の栁谷稜(やなぎやりょう)といいます。山形大学医学部附属病院では、学生、初期研修と長きにわたってお世話になってきました。第三内科では、血液グループの一員として診療活動に従事する傍ら、グループ間、診療科間の垣根を越えて様々な知識をスポンジのごとく吸収できればと思っています。また、諸先輩方が培ってきた第三内科の伝統を汚さぬよう、誇りと自覚をもった振る舞いを心がけていく所存です。どうぞ、よろしくお願いいたします。

さて、新学期、新入局とあって様々な書類手続きが行われておりますが、毎年大きな壁にぶち当たるのがわが一族です。私の苗字は「柳谷」ではなく「栁谷」が正しいです。一部変換システムではこの「栁」が表示不能で、もどかしさを覚えます。また、某アナウンサーの影響か「桝」と間違えられることもしばしば。一体どうすればいいのでしょうか。名前も名前で、本来は山の稜線の「稜」なのですが、字が似ているからか、「綾」と間違えられます。そのせいか、高校の吹奏楽のユニフォームは最初女性用が届いておりました。私としては、間違えられないように少しでもきれいな字を書こうと心がけていくしかありませんね。

この原稿がアップロードされたとき、「栁」が文字化けになっていないことを祈っております(文字化けていたらごめんなさい)。

血液内科 栁谷稜

2018.4.25_no.41

422日「羽生結弦選手2連覇おめでとうパレード」に行ってきました。結弦くんは、本当に素敵でまるで王子様のようでした。
このパレードの経済効果は凄いだろうなと感心しながら、どんなに東北の人達が彼に元気をもらったか、もちろん日本中の人達が皆、彼の活躍に歓喜したと思います。

後のニュースでは、108000人の人出だったとか。外国からも結弦くんの姿を一目見ようと
参加された方もいたようでした。彼はもう世界のアイドルですね。

私ももれずに「ひょうたん揚げ」と「黒糖まんじゅう」を買って帰ってきました。天気の良さと
あまりの人混みに疲れ、帰りの仙山線では爆睡でした。

技術職員 清野智美

2018.5.9_no.42

不安定な気候が続いていますが、春というと個人的には毎年楽しみなことがあります。草花は全然詳しくないのですが、好きなものだけは注目しているといったところでしょうか。

私は白木蓮が好きです。

毎年暖かくなってつぼみが膨らんでくると、楽しみで楽しみで仕方ありません。咲き始めが一番きれいかと思います。散り際はなかなか切ない見た目となってしまいますが、それはそれで春を感じる一コマです。

もう一つ好きな花がハナミズキです。紅白のハナミズキが並んでいるお気に入りの場所があり、その華やかさでウキウキしながら「今日も頑張ろう」と思うのでした。

今はどちらも散ってしまっていますが、先日遠方へ外勤に行った際には、まだ咲き始めの木蓮を見ることができました。運転はあまり好きではないため外勤はどっと疲れが出てしまうのですが、今シーズン二度目の春を感じることができ、新鮮な気持ちになりました。

ところで前回は編み物が好きということを書いたのですが、結局あのあとも全く編むことなく冬が終わってしまいました。アクリルたわしでも編もうかと去年の秋に買った毛糸もまだ手付かずで置いてあります。今年こそ、いろいろと編みたいものです。それよりもまずは仕事を頑張らないといけませんが。。。

血液内科 相澤 桂子

2018.5.16_no.43

今年も早いもので5月です。医者になって6年目、3内に入局して4年目になりますが、年々と過ぎる時間が早くなっている気がします。(前回の医局日誌もこの件から始まります(;´・ω・))

今年もそろそろ山形まるごとマラソンの申し込み時期(63日から)です。私がマラソンに参加するきっかけとしては、済生館研修医1年目の飲み会の時に、『研修医たるもの体力が大切だ!ハーフマラソンくらい走れないといかんぞ!』と指導医に言われ、山形まるごとマラソンに申し込みました。同席に研修医4,5人いて、申し込んだのはなぜか私だけでしたが。

ほどほどに練習して、いざ大会当日。足は痛いし、息があがるし、『俺は金を払って、なんで辛いことをしているんだろう』、『もうリタイアするかー』なんて思いながら走っていると、見ず知らずのおばちゃんや子供が『がんばれー!』『もうちょっとだぞー!』と声をかけてくれるから『頑張るしかない!』と走り切りました。走り切ってみると、辛かったことは忘れて、『やったー!!』と、なんともすがすがしい気持ちでした。

それ以来、毎年、山形まるごとマラソンには参加して、今年も参加すれば、6年連続参加になります。ただ、ここ2年は徐々にタイムが下がり始め、ついに2時間を過ぎてしまいました。言い訳ではありますが、少しずつ体が緩んできて、階段での昇降で息が上がって、足が重くなるようになってきたので、また気を引き締めねばと思っています。

私事ではありますが、子供が生まれたので、かっこいいパパになれるように頑張ります。

代謝内分泌内科 石井康大

2018.5.23_no.44

5月から2年ぶりに医局秘書としてお世話になっております。安部です。
出産、育児の為、一度は退職という形になりましたが、この度ご縁あってまた私を拾っていただきました。また3内のような所で働けたらいいなーと思っていたので本当にありがたい限りです。目配り、気配り、心配りを常に心がけて先生方をはじめ医局に関わる皆様のお役に立てるよう頑張ります!

子どもの保育園について少し。私には2歳の娘と8ヶ月の息子がいます。上の子が生後6ヶ月の頃、年度途中ではありましたが保育園に入れるべく家の近場の保育園を4箇所ほど市役所に希望申請しました。ところが結果はまさかの全滅!完全に山形市での保活をなめていました。待機児童になってしまい、ついにはその年度中に内定をもらえることはありませんでした(それが退職のキッカケになってしまったのでした)

2人目を出産し、今回は前回の経験も踏まえて範囲を広げ、見学にすら行っていない保育園も含めて15ほど申請したところ、上の子が第5希望、下の子が第9希望、しかもそれぞれ別の保育園に4月からの入園内定を頂きました。一応おかげで今こうして働けている訳ですが、毎日朝に夕に保育園をハシゴして、それはそれはバタバタと子どもたちの送迎をしています()。下の子は訳もわからず最初から楽しく保育園に通っていますが、上の子は最近やっと保育園に慣れてきました。例に漏れず保育園の洗礼を受け、2人とも風邪をひいたり熱を出したりを繰り返しています(^^;
寒暖差が激しい今日この頃、皆様もどうかご自愛ください。
                                    医局秘書  安部萌々子

2018.5.30_no.45

臨床実習では略語が多くて実習生は大変であるようで、確かに僕も学生の頃、どの科を実習してもまずは会話がわからなかった記憶があります。血液内科ももちろん略語がたくさんあります。この前、回診時のプレゼンで「フルブラ」という略語を若手の先生が使用していました。一般的な略語ではないですが、皆さん何だと思いますか?正解は「full blast」のことでした。だったら、寛解だと、、、「ノーブラ」ということになっちゃうねとスタッフで笑った一幕がありました。若手の先生がいると面白いことがたくさんある今日この頃です。やや下ネタ混じりの内容で失礼しましたm(. .)m

血液内科 伊藤巧

2018.6.6_no.46

私は山形県酒田市出身です。
酒田市の大きなイベントとして毎年520日に酒田まつりが行われます。
前日から屋台が並び、荷台に太鼓や鐘を積んで祭囃子を演奏しながらトラックが街中を走っています。
4歳の娘と1歳の息子をお祭りに連れて行きたいと思い、
高校卒業以来約20年ぶりに酒田まつりに行ってきました。
およそ1kmにわたって道路の両側に屋台が出ていて子供たちは大喜びでした。
酒田まつり名物、獅子パックンもして貰いました。
獅子パックンとは大きな獅子頭の口のなかに子供が入ってパックン、パックンしてもらい邪気を払ってもらう行事です。
お獅子様の口の中で二人とも表情が固まっていましたが泣かずにやってもらえました。本祭りの当日の天気は快晴で日和山から海もきれいに見え、また空高くを飛んでいるトンビを見たらやっぱり海の近くは開放感がっていいなあとさわやかな気持ちになりました。
5月のその週は糖尿病学会と被ることが多いのですが日程が合えばまた子供たちを連れてその時期に里帰りしようと思います。
                            代謝内分泌内科 海野航

2018.06.13_no.47

現在、3内は医局の改装中で、今まで高次脳機能のエリアだった研究室に引っ越ししました。11人部屋と広くなり、新しい真っ白な机も用意していただき、気分一新です。定期的に不要な物は処分していたつもりなのですが、どちらかというと物を溜めこんでしまう方なので、引っ越しはなかなか大変でした。いつか読むと思って取っておいた文献、学会誌、薬の説明書・・・捨てられないでいた紙の束たちが山のように出てくる、出てくる(どこにしまったかわからないのでは持っている意味もないんですけどね・・)。同じような物持ちの先生方も苦労して片付けしていました。秘書さん方のご協力もあり、何とか無事に期日通り立ち退きできましたが。今度こそ断捨離を心掛けたいと思っている今日この頃です。

血液内科 山田 茜

2018.06.20_no.48

先月のことになりますが、520日に私の日本舞踊の師匠が主催する大きな公演会があり、幼い頃から憧れていた長唄の大曲「鷺娘」という演目を披露させていただきました。

「鷺娘」は、恋の思いに苦しむ娘を白鷺に重ね合わせ、白無垢から艶やかな江戸娘、それから流行歌、傘づくし、最後は鷺の姿となって髪振り乱し、恋のために堕ちた地獄の責めに苦しみもがきながらそれでもなお懸命に生きようと羽ばたくドラマティックな演目です。日本舞踊の演目の中でも特に衣装がコロコロ替わるため、一瞬にして衣装が替わる引き抜きやぶっかえりなども見どころです。

特に大きなミスはなく無事に本番を終え、1か月が経ち、ようやく心身ともに落ち着いてきました。今後も稽古に精進してまいります。

山形では年に一度ある松竹大歌舞伎の巡業や、古典舞踊の魅力的な公演が度々あります。是非、生の日本の古典芸能を堪能してみてはいかがでしょう。

 

この度、6月末をもちまして医局を退職することとなりました。短い間でしたが、大変お世話になりありがとうございました。H.P.の更新に反応を頂くことができて嬉しかったです!

医局秘書 神村

2018.06.27_no.49

5月に医局の部屋移動がありました.溜まった本の整理をしていたら,買ったまま読んでいない本が出てきました.

何年も前に神経内科学の歴史に興味が湧いて衝動的に買ってしまった一冊です.確か当時は一冊で10000円ほどで,最近調べたらAmazonで中古で16000円でした.買って以降はなかなか読むことができず,ずっと積読中です.

臨床をやっていると先人たちの発見や偉業に驚くことが多々あります.余裕ができたらじっくり神経内科学の歴史を学びたいと思いますが,まだ当面は本棚行きです.

神経内科 近藤敏行

2018.07.04_NO.50

今年も既に半分が過ぎ去りました。年々、時間を早く感じつつあります。

研究室の動きとしては、運営し始めて1年程度が経過し、この4月から腎臓・膠原病内科の松木先生がベッドフリーになり、移植免疫の実験を本格的にスタートしました。先生のエネルギッシュな活動により研究のスピードが早くなりました。薬剤部から来られた須藤先生は時間がない中、基本手技の習得中です。今後は血液内科自前の大学院生(柳谷先生など)の参加を心待ちし、常に「臨床に還元できる研究- from bench to bedside」を目指して国内外にどんどん知見を発表したいと考えています。また、引き続き、6年石澤君、4年高畠・菊地・櫻井さんが研究室のサポートをしつつ海外とコラボしている臨床研究のまとめに協力してくれています。また、今年から3年生の木村さんも参加してくれました。研究室の年齢を私一人だけ押し上げていますが、全員が揃うと若い研究室らしく非常に賑やかです。研究室に参加した学生さんにはそれぞれのテーマを学会等で発表してもらうよう準備を進めております。こういう機会を通じて血液内科医、造血細胞移植医(特に造血細胞移植学会認定医は東北地方で極めて少ない)に興味を持っていただき、できれば入局してもらうと嬉しい限りです。

 

ところで人生論的にはなりますが、以下の一句を詠んでみました。

梅雨晴れに 研究人生 かさね見て たまの日差しに 喜び感ず

(今年は梅雨晴れというより、すでに真夏のような天候ですが)

 

研究を続けていると、自分の仮説通りのデータは良くて3割程度と言われています。3割も出ればいい方で、実際には1割くらいで、常に軌道修正しながら、悶々とそして黙々と研究することになります。私のスイス人の友人はFACSを染めていざ機械の前に座り、起動した瞬間に「disappoint time」が始まると言っていました。仮説通り100%というのはありえない世界です。確かに、医学研究において、仮説が常に証明できるなら、今よりさらに医療が進歩しているはずです。研究室の指導については、そういう事実を踏まえながら、できるだけ研究の面白さをわかってもらえるように心がけています。

 

                                  血液内科 東梅友美

 

2018.07.11_NO.51

先日からの西日本を中心とした記録的大雨により、被害に遭われた方々には謹んでお見舞い申し上げます。私自身学会参加や旅行などで訪れお世話になったところも多く、被害状況が映るたびに心が痛みます。どうか一日でも早く平穏な日々が戻りますように、心よりお祈り申し上げます。

糖尿病代謝内分泌内科 高瀬 薫

2018.07.25_NO.53

暑い日が続いております。

もうすぐ、お盆を迎えますが地域によってお盆の準備や風習は様々のようです。

私の実家は天童の大型ショッピングモールの近くで、ここ数年の間であっという間に住宅街になってしまい、お墓は住宅街の中にポツンと取り残されてしまいました。お墓参りは毎年16日に行い、お花、供物、ろうそくやお線香などの供養に必要なものを準備し行います。日にち以外はいたって一般的なお墓参りです。一面田圃で、左沢の花火大会の花火や月山の景色を楽しめたことが遠い昔の思い出です。「まさか、こんなハイカラな町になるなんてね。」ご先祖様と原住民たちは思うのでした。

医局秘書 伊藤れい子

2018.08.01_NO.54

 あまりに暑いので、少し調べてみました。19857月の山形の気温を確認すると7月中旬には、ぼちぼち30℃を越える日が出てきて、727日に最高気温の35.4℃を記録、月の30℃越えは合計14日間でした。一方、20187月は、7月1日に既に34.5℃を記録し、7月20日に最高気温37.5℃、731日の時点での30℃越えは合計22日間と言った具合です。また最低気温を見ると、1985年7月では20℃未満が合計11日間であったのに対して、20187月はわずか合計3日間に留まっています(goo 山形の過去の天気で検索)。結果としては、1985年時よりも「朝から夜まで、一日中暑く、そんな日が長く続く」ということになるのでしょうか(ざっくりしすぎ・・・)。

 ところでなぜ19857月と比較したのかというと、その昔、野球部の練習の最中に熱中症(当時は日射病)でひっくり返ったのが19857月だったからです(青い空、白い雲、土埃、プールから吹き抜ける風、練習後のガリガリ君、懐かしいあの夏・・・)。

 大人も子供も経験したことがない猛暑が続きます。元気が良いのは蝉と庭のナス、キュウリだけです。あの日、熱中症にやられた元野球少年は、現野球少年が自転車で練習に向かう姿を見かけると心配になる今日この頃です。

血液内科 加藤裕一

2018.08.08_NO.55

猛暑日と豪雨

 このところ猛暑日か豪雨かという天気が続き,やはり家の中で過ごすのが快適だと実感できる日々が続いています.「観測史上初」という用語が真新しさを失っていますが,実際には日本で気象観測が本格的に始まったのは1870年代の話で,まだ150年に満たない歴史しかないそうです.地球誕生の歴史からすると,ほんの一瞬の記録しか残されていないとも言えるでしょう.そういう意味では,この「今」も気象の歴史は刻まれ続けているわけですね.
皆様,くれぐれも熱中症にはご注意を.
                                    神経内科 猪狩 龍佑

2018.08.15_NO.56

この7月から山形糖尿病療養指導士認定制度がスタートしました。

これを受けて、72829日、日本糖尿病療養指導学術集会(京都)に参加してきました。全国的には地域の糖尿病療養指導士が活躍されていることがわかり、大いに刺激を受け、また、これから山形でもこの制度を盛り上げていかなければとの思いを強くしました。ご興味のある方は「CDE-Yamagata」でウェブ検索してみてください。多くの方の参加をお待ちしております!

 

写真1 ポスター

写真2 小内先生(新庄・小内医院)

糖尿病・内分泌内科 高窪野恵

ポスター

小内先生(新庄・小内医院)

2018.08.22_NO.57

いよいよまたやってきました、高校野球の季節。

100回記念大会の今年、これを書いている8/16はレジェンド始球式に坂東英二氏が登場していました。

 

子供のころから観ていて、あんなにも大きなお兄さんに思えた高校球児ですが、いつの間にか自分の同級生たちが活躍するようになり、どんどん年下になり…。

とうとう高校1年生の自分の息子と同じ年代になってしまいました。今となっては球児ひとりひとりが可愛くて仕方ありません!

 

1年生の息子は当然というか、まだまだ力不足というか、夏大会のベンチ入りは叶いませんでした。3年生が引退して新チーム体制になったら、一つでも多く試合に出してもらえるよう、日々練習に励んでいます。

父に何度もねだってやっと買ってもらったキャッチャーミットが役に立つ日が来ますように…

高次脳機能科 医局秘書 高木稚春

2018.08.29_NO.58

今年の夏はほんとに暑い日が続いて、日中は外に出ただけでも汗をかいてしまうような天気でした。汗をかくといったら運動だと思いますが、最近は以前と比べて、テレビでいろいろなスポーツの中継をするようになったなあと思います。私は、学生時代バドミントン部でしたが、最近日本のバドミントンが凄く強くてニュースで取り上げられることが多くなりました。リオオリンピックのタカマツペアの試合はすごかったですね。バドミントンはハードですが楽しいスポーツなので、機会があればけがしない程度にまたやりたいです。ラケットにシャトルがあたるかがまず心配ですが

                         血液内科 猪倉 恭子

2018.09.05_NO.59

抄読会の当番でした。読みたいもの、読めるもの、第三内科は血液内科、糖尿病・代謝・内分泌内科、神経内科の3分野あり、他の分野の方にも聞いてもらえそうなもの・・・・と悩みます。今回はどうだったか・・・いつも心配になります。担当でない時は、他分野の話も聞けるのがよいところです。

神経内科 佐藤裕康

2018.09.19_NO.61

まだまだ犬派が多いですが、近年、猫ブーム到来と言われていて、猫派としてはとても嬉しいです。おそらく言い過ぎですが、世の中の〝かわいい〟とか〝愛しい〟とか、そういう要素をギュッと集めたら猫になるのではないかと思っています。

猫のかわいいところはたくさんありますが、これからの寒い季節、猫が自分のしっぽを前足にくるっと巻き付ける姿が見られます。これを「しっぽマフラー」と呼ぶ様で、とても好きな姿勢です。普段そんなに漫画を読むほうではないのですが『うちの猫がまた変なことしてる。』、『片桐くん家に猫がいる』と、その続編シリーズの『猫とふたりの鎌倉手帖』という漫画は猫あるあるがいっぱいで夢中で読んでしまいました。このまま猫ブームが続きますように!

糖尿病代謝内分泌内科 多田杏子

2018.09.26_NO.62

あんなに暑かった夏も終わり、秋になりましたね。

 

秋といえばスポーツの秋!(ホントは食欲の秋のほうが私らしいですが・・・(^_^;))

先日、娘の小学校の運動会がありました。私が子供の頃にはなかった、“応援”や“ダンス”が各チームの団体競技としてあり、とても驚きました\(o)

練習期間があまりなかったみたいですが、想像以上に上手くできていました。そして、1年生から6年生の子供たちみんなが、一つのことに向かって頑張っている姿はとても感動しました。

 

日々、仕事や家事におわれ、スポーツ何かしてみようかな・・。と思ったことがなかったのですが、子供たちを見ていたら、昔みたいに何かしてみようかな・・。と思った今日この頃です。

医局秘書 土屋千夏

2018.10.10_NO.64

今年4月に三内日誌を書いたのが、ついこの前のような気がしますが、今年2回目の三内日誌が回ってきました。もう今年度始まって半年も経ったとは・・・いろいろと焦るばかりです。

 秋になり、すっかり町中はハロウィンの飾りで賑やかですね。小さい頃はハロウィンの日がいつかわからない程、縁のない行事でしたが、いつの間にか一般的な行事になっている気がします。ただ、ハロウィンが普通になり、勝手に恩恵を受けていると思っているのが「カボチャのお菓子」が出てくることです。ハロウィンのイベントよりも、その時期にカボチャプリンなどが出てくることにワクワクし、頑張ったからとか何かと理由をつけてカボチャのお菓子を買ってしまいます(食べ過ぎには注意していますが・・・)。食べられるのはあと1か月くらいでしょうか。何かおいしいもの知っている方がいましたら教えてください。

 食べてばかりでなく、下半期もご迷惑をおかけしながらも、しっかり仕事をしていきますのでよろしくお願いします。

 

内分泌代謝内科 羽田幸里香

2018.10.17_NO.65

すっかり肌寒くなり、山形の短い秋がやってきました。

1012日から14日まで大阪での学会に参加してきました。

初めての大阪。。

大阪の街は高層ビルが多く、人も多いうえに歩く速度も速く(かなり)、若干びくびくしながら過ごしておりました。なんとか無事に発表も終え、山形に戻りました。

山形につくとやはりほっとしますね、慣れ親しんだ空気が流れています。

 

学会では、私の発表内容に関して海外の施設で働く先生に声をかけていただき、他施設での診療状況などについて教えていただくなど貴重な経験ができました。

今後もこの経験を生かしていきたいと思います。

 

※慣れないヒールで靴擦れになりました。改めてスニーカーの心地よさを実感しています。。

 

血液内科 相澤 桂子

2018.10.24_NO.66

10月も下旬になり、随分、日が短くなってきました。帰途に着く頃、あたりはもう暗くなっており、なんとなく足早に家に帰らないといけない様な気持ちになります。夏の頃はまだまだ明るいので、ちょっと寄り道して何か出来そうな遊び心も湧いてくるのですけれどね!

 

さて、現在食欲の秋(!?)真っ只中。産直にはキノコに果物に旬の野菜がどっさり並び、どれもおいしそう!そんな中から目に留まったのがイチヂク。今年は2回煮ました。いつも適当な分量で作るため、1回目は少し酢を入れすぎてちょっぴりすっぱくなってしまいました。今回2回目は学習した事を生かし、前回よりもまろやかな味に仕上がりました。まだまだ美味しいものが次々出てくるこの季節。春の健康診断がまだ先だと思うとついつい食べ過ぎてしまいますが、冬眠前のクマのようにならないように、この秋・そして冬の美味いものを摂生しながら楽しみたいと思います。

医局秘書  今野佳子

2018.11.14_NO.69

 少し前まではTシャツ1枚でも蒸し暑さを感じておりましたが,気がついたらコートとストーブに手が伸びてしまう.そんな急激な季節の変わり目にもすっかり慣れた,山形在住9年目の秋です.

病棟業務のみならず外来診療や外勤など,初期研修医時代には無かった様々な仕事を覚えていくことに必死で,半年経過した今でも笑顔を保つ余裕がありません.仕事中少しでも穏やかな心でいようと思ってはいるのですが,中々難しいものです.皆様方に不快な思いをさせないよう,顔つきや言葉遣いの一つ一つにもう少しだけ配慮が出来るよう鋭意努力しようと思います.

 最近,少し胸が苦しくなるニュースを目にしました.全日本吹奏楽コンクール(全国大会)が開かれ,吹奏楽の甲子園と呼ばれていた「普門館」というホールが近々解体されるというニュースです.私は中学,高校と吹奏楽部に所属し,高校2年生の時には東海支部代表として普門館のステージに立ちました.全国数千の高校からわずか29校しか昇れない普門館のステージ.お世辞にもいいとは言えない音響でしたが,ステージに足を踏み入れた瞬間の身震いは,一生忘れることが出来ません.吹奏楽を一番楽しむことが出来ていたのはあの頃だったと思います.一時は吹奏楽の人間関係の特殊性や精神論的な部分を重んじる風潮に嫌気がさし,大学では吹奏楽団やオーケストラには所属しませんでしたが,「大会」という場で勝つことの歓びを体が覚えてしまったようで,自分でクラリネットアンサンブルの団体を興して毎年社会人に混ざってコンクールで腕を競っていました.当初は苦戦した大会も,今では山形県代表に選出されるだけの実力をつけてきました.仕事の関係もあり今年は出場出来ないのが残念です.普門館の経験がなかったら大学で音楽を楽しむ自分はいなかったのだろうと思うと,解体されてしまうというのはなんだか悲しい気持ちです.

 現在は場所を移して名古屋国際会議場で全国大会が開かれている全日本吹奏楽コンクール.生きているうちにもう一度その晴れ舞台に立てればいいなと思います.

血液内科 栁谷 稜

2018.11.21_NO.70

 今年も早いもので11月です。朝夕冷え込む季節になりましたが、ご覧になられている皆様はお元気にお過ごしでしょうか。

 外が寒くても、お家の中で楽しめることとして、私の趣味のマンガについてご紹介します。私は小学生の頃からマンガが大好きで、人生の何分の1かはマンガに費やしています。特に高校~大学は何かにとりつかれたように読み漁っていました。

そんな私が毎年楽しみにしているのが、『このマンガがすごい!』。

『このマンガがすごい!』は、書店員やマンガに詳しい著名人など総勢数百人以上のマンガ好きが、その年に単行本が発売された作品の中から「最もおすすめしたい作品」に投票し、〈オトコ編〉〈オンナ編〉それぞれについてランキング形式で紹介したガイドブックです。500円という手ごろな値段ということもあり、毎年、購読しています。

『このマンガがすごい!2019』は20181211日に発売予定であり、今年はどんな作品がランクインするかが楽しみです。個人的にランクインしないかなーなんて思っているのは『アオアシ』、『Dr. STONE』、『金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿』。

はてはて、どうなるでしょうね。

  代謝内分泌内科 石井康大

 

2018.11.28_NO.71

先日、ユーミンのコンサートに行ってきました。

パワフルで華麗なステージに魅了されてきました。いつまでも輝き続けているユーミンはとても素敵でした。

夢の国はクリスマス一色☆ この季節になると何だかとってもわくわくしてきます!!

年末年始、楽しいイベントが続きますが、皆さまご自愛の程を♡

技術職員 清野智美

2018.12.05_NO.72

仕事に子育てに、楽しくも忙しい毎日です。

子供は五人、それぞれ性格も好みも行動も違います。

話してみると発見も沢山あります。

時間がなく目が届かない点も多々あるのかなとも心配になりますが、先日子供達と話をしたところ、兄弟が多いということで、両親が目をかけてくれないとか、世話が行き届かないとか思ったことはないと言ってくれました。

その分、色んな方に目やお手数をかけているということだと思います。

周囲にも子供の成長にも感謝しています。

神経内科 高橋賛美

2018.12.12_NO.73

もうすぐ3歳の娘の子育て中です。子供はよく天使に例えられますが、2-3歳の子供って怪獣と言った方が近いと思います。約1年前からイヤイヤ期が始まり、言葉が通じるようになったら少しマシになるのかと思いきや、何でも自分でやりたい!自分の思う通りにしたい!とさらに意思は強くなっています。

一方で、何でもイヤイヤごねるだけではなく、最近は少し賢くなり、交渉することも覚えました。いつも「ごはんの前にお菓子はダメ!」「お菓子はもう終わり!」と怒っていたら、「みんなで食べよう。はい、どうじょ♥」と言って両親にお菓子を配ってから食べるようになり、なかなか怒りづらい雰囲気に持っていかれます。自分は子供相手に大人げなく本気で怒ってしまうことが多いのですが、子供の方が親のうまい扱い方をわかっているようです。

 血液内科 山田 茜

2018.12.19_NO.74

 確か7月だったと思いますが、車の保険の更新のときに、「保険の内容が新しくなります」と担当のかたから言われました。

保険料が少し安くなるかもしれないというので、大して深く考えずスマホのアプリと車との連携の設定をしました。

実はこれがなかなか曲者で、運転をするたびに採点され毎回毎回レポートが届く、というものでした。身に覚えのない急ハンドルで減点されたり(おそらく大学構内の急カーブと思われます)、わずかな車線はみだしもチェックされていたり…。点数化されるとやはり気になりますので、安全運転になり、またできるだけ車に乗る回数を減らすという行動にも出ました。最初こそ運転の採点レポートを見ることをストレスに感じていたものの、最近では楽しくなってきています。

当たり障りのない話題を選ぶのに苦慮した結果、とてもつまらない話になりました。どうかご容赦ください。

 

糖尿病内分泌代謝内科 高窪野恵

2018.12.26_NO.75

早いもので今年最後の三内日誌が回ってまいりました。10月から仕事復帰させて頂いております相田です。先生方や秘書さんにご迷惑をお掛けしながらも時間も考慮して頂き働かせて頂いております。ありがとうございます。

今年は有り難い事に去年より今のところ雪が少なく雪掻きもしていないので過ごしやすいなと感じております。 

小さい時はスキーをしたり、若い頃はスノボをしたりしていたのですが、今は寒い日にもっと寒いところに行くなんて考えられず家でぬくぬくしてしまっています。もっとアクティブに冬を楽しめたらいいのですがなかなか腰が重くなってしまっているので、子供が大きくなったらスキーなど一緒に出来たらいいな、と思っています。

今年も残り僅かになりました。家族で風邪を引いていますが早く治して頑張りたいと思います。皆さまどうぞ良いお年をお迎え下さい。

 

血液内科秘書相田あゆみ

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