山形大学医学部

内科学第三講座(第三内科)

神経内科・糖尿病内科・代謝内分泌内科・血液内科(第三内科)

所在地
連絡先

〒990-9585
山形県山形市飯田西2-2-2
TEL 023-628-5316 (直通)
FAX 023-628-5318
mail:naika3@mws.id.yamagata-u.ac.jp

医学生・研修医の方へ

2021.01.06 No.175

新年明けましておめでとうございます。
皆様方は、どのような新年をお迎えでしょうか?当方はこの職業についてから30有余年、年末年始は仕事か実家、自宅で飲むばかりでしたので、コロナ禍にあっても例年通りでした。
そんな中、13日に出現するしぶんぎ座流星群の新聞記事を読んで、高校時代に流星群を観測したことを思い出しました。
 流星群とは年に何度か決まった時期に1時間当たり2060個程度の流星が見られる現象で、その出現する星座にちなんで〇〇座流星群と呼ばれています。今から四十数年前、高校の地学部天文班のメンバー数名である流星群の観測に行きました。場所は仙台から電車で40分ほどの、常磐線沿いの浜吉田という海岸沿いの町でした。午後、寝袋、コッフェル(携帯用小型調理器具)、水の入ったポリタンク、固形燃料、インスタントラーメンなどを背負い、仙台駅を出発。浜吉田駅に到着後、日が暮れないうちに海岸のそばの見晴らしがよくて街灯のあまりない場所を探して、暗くなるのを待って観測開始となりました。寝袋に入り地面に仰向けに寝転がって、いわば大地を背負ってそれぞれが異なる方角の夜空を眺めて、流星が出現するのを待ちます。流星が出現したら、時刻(短波ラジオで日本標準時を受信して確認)、目的としている流星群に属するのか否か(流れた方向から判断します)、光度(何等星相当か)、流星痕(流星が通った後に残る物質。煙のように見える)の有無などを記録していきます。これを夜明けまで続けるのですから、何とも良い時代でした。当然お腹がすくので、夜中はインスタントラーメンの出番となります。固形燃料でお湯を沸かして、袋入りのラーメンを食べました(当時カップヌードルは100円、袋入りのラーメンは30円ぐらい、山手線1区間30円でした。)。その晩の流星の美しさは、今でも鮮烈に記憶に残っています。水平線に向かって落ちながら消えゆく流星、続けざまに追いかけるように同じ方向に流れていった二つの流星、一等星よりもはるかに明るく天空を横切り鮮やかな流星痕を残した流星・・・ そして潮騒を聞きながら夜明けを迎え、始発の電車で仙台に戻りました。
今でも帰宅途中、時折流星を目にすることはありますが、さほどの感動は覚えないようです。
 何が異なるのか? 少し大げさになりますが、浜吉田では大地を、地球を背負って流星に真正面から体全体で向き合って受け止めていたような気がします。今帰宅途中目にする流星は、たまたま見かけたいわば片手間の存在、半身で向き合っている存在なのでしょう。対象が同じであっても、感じ方は、向き合う姿勢で大きく異なるようです。改めて向き合う姿勢が大切だと思いました。
 今年も当分不透明で先行きが見通せない状況が続きそうですが、このような時期にこそ何事にも真正面から向き合い対応することが特に大切だと思いました。
 取り留めのない話になりましたが、今年も皆様にとって実り多い年になりますように、そして第三内科をよろしくお願いいたします。

主任教授 血液内科 石澤 賢一

2021.01.13 No.176

人工知能(AI)というと、未だに未来の生活で活かされるものというイメージを抱いておられる方も多いのではないでしょうか。しかし、近年AIの発達は目覚ましく、AIアシスタントのSiriiPhoneに搭載されるなど、身近なものになっています。
糖尿病治療でもAIを活用する動きが出てきています。糖尿病の発症を予測するものや、糖尿病治療における経口血糖降下薬の処方の最適化にAIを活用する研究が進んでいます。AIの膨大なデータを利用して予測をする能力に、ヒトは敵いません。しかし、診療は科学的能力で完結できるほど容易いものではなく、ご周知の通りこれは揺るぎない事実です。特に生活習慣病であることが多い糖尿病治療は、AIの得意とするデータ解釈のみで成し得るものではなく、生活習慣や社会背景、各々の人生観にまで左右される「機微なるもの」です。診察から治療まで全てをAIが担う世界はまだまだ先のことかもしれません。医師と患者さんの信頼関係を基盤として成り立つ生活習慣病の診療においては、AIが「心」をもたない限り不可能に近いのではないかと予想されます。
2021年もヒトである私にできることを、患者さんのために心を込めて頑張ります。

代謝内分泌内科 杉山琢真

2021.01.20 No.177

諏佐先生からもらったお年玉

 皆さん年末年始はゆっくりできたでしょうか。僕は例年と同様、大学と日本海病院の当直でしたが、ありがたいことに非常に落ち着いた勤務となりました。1229日夕方から1231日夕方まで大学病院にいたわけですが、仕事が落ち着いていると時間が長く感じるためなのか、加齢により体力が落ちて疲弊しているだけなのかわかりませんが、48時間病院にいるのはなかなかしんどかったです。
 日当直勤務では第3内科専用の携帯電話を手渡しで次の当番に引き継いでいきます。123117時に次の当番の先生に引き継ぐわけですが、早く終わってほしいいなぁと思っていたところ、少しずつ日も落ちてきた16時位でしょうか、次の当番の諏佐先生が医局に現れ、「少し早いけど変わるよ~、ちょっと早いお年玉」と引き継いでくれました。もともと諏佐先生は細い体格でやや神仏感がありますが、あの時は後光が差しましたね(笑)。お年玉ありがとうございました。
 当直携帯を手渡しで引き継いで勤務交代していくのは、以前の勤務地でもずっとあったため、開始の時も終了の時の引き継ぎも区切りがついて好きですが、今回の年末の引き継ぎはとても記憶に残るものとなりました。コロナ禍でコミュニケーションが減る中ですが、当直携帯の手渡し引き継ぎは残ってほしいなと思います。 

                                                                                         血液内科 伊藤巧

2021.01.27 No.178

あっと言う間に自粛の一年が過ぎました。
昨年の花火大会はことごとく中止で、本当に残念でした。
今年に入って、初市は中止になりましたが、霞城公園での花火は冬の夜空に大きく上がりました。
毎年寒いので家の窓から見ていましたが、今年は気合を入れて外に出て思いっきり花火を楽しみました。
今年こそは、各地で花火大会が開催されますように
祈るばかりです。

技術職員 清野智美

2021.02.03 No.179

1日依央(いちか)
13ヶ月大きくなりました。早く帰って逢いたいです。

神経内科 髙橋 なおみ

2021.02.10 No.180

「三十而立」

20代最後の1年となりました。
やり残したことは多々あるけれど、後悔のない10年でした。
きっと次の10年にも、人生の様々なイベントがあるのでしょう。
頭脳も身体もこれまで以上に鍛えて、自分史上最強の30歳を迎えたいです。
楽しみです。

血液内科 市川 翼

©︎藤子・F・不二雄プロ

2021.02.17 No.181

コロナでなかなか出かけることもできず、娘とネットで動画を見る機会が増えました。主にミュージックビデオを見ています。

娘のお気に入りは「NiziU」です。縄跳びダンスやうさぎダンスを毎日踊っています。ラップパートも好きでやっています。娘がやるとだいぶ癖が強いのですが笑。。
また、「BTS」も好きでよく一緒に踊っています。関連動画にあがったため偶々見たのですが、「この人すごくイケメンだね」とすぐにはまってしまいました。
BTSに関しては今では私の方が夢中になってしまいました。知人に韓国出身の方がいることもあり、韓国語入門の本を買って勉強を始めました。娘もハングル文字に興味津々ですが、まだ日本語すら身についていないのでもう少し大きくなってから解禁したいと思います。

ほかにも、BSで再放送中の時代劇「長七郎江戸日記」や中国・韓国のドラマをみたり、「鬼滅の刃」のキャラクターの絵をひたすら描き続けるなど、小学生にしてなかなかインドア適応がありそうです。体力が落ちないようにたまには外で遊ばせないといけませんね。

血液内科  相澤 桂子

2021.02.24 No.182

今シーズンは久々に雪の多いシーズンとなり、音に聞きし米沢の雪の壁も体験しました。
春の訪れを待ちわびています。

内分泌代謝内科 高窪 野恵

2021.03.03 No.183

昨年秋に、狭いながらも庭のある家に引っ越しました。それまでマンション暮らしだったので、冬の連日の雪かきには閉口しましたが、雪が溶けてきたら、花を植えてみたくなってきました。農家の娘ですが、あまり植物を育てたことがなく、性格もずぼらなので、手入れが楽なものを選んで植えてみようと思っています。

血液内科 山田 茜

2021.03.10 No.184

 梅の香りが爽やかに漂う春暖の候、皆さんいかがお過ごしでしょうか。前回もコロナネタを書いていましたが、今回もコロナネタを引っ張ります。医局日誌を書くのが大変だから、使い回しをしているとかではありません。世間がそうなのです。やむなし。

 はてさて、最近の関心事といえば、ですが、ネタが多すぎて正直困りますね。はやぶさ2然り、ドラゴン宇宙船然り、宇宙飛行士公募然り。。。。しかしまあ、これほどまでに宇宙の話題がたくさん出てきているのも、すごい時代になったなあ、思うわけです。ホントに。
 ところでと言いますか、今年のJAXAのシンポジウムはコロナの影響でオンライン開催となっておりました。当然、拝聴させていただいたわけですが、実は今回初参加でした。なかなかつくばまで行くのは田舎民には厳しいもので、いつもはサイトの文字列を指を咥えて眺めていたわけですが、動画で生の熱いメッセージが聞けたので、感無量でした。

 最近は、医学の世界でも学会などはオンラインで開催することも多く、移動が大変な人にとってはむしろ良い方向に傾いていることも多いと思います。コロナの影響で色々変わったことも多いようですが、まあ、地球46億年の歴史と比べれば取るに足らない些細な変化でしょう、とどっしり構えていきたいものですなあ、なんてことを思うさりょーなのでした。
 来年は市中病院に異動になるのですが、これまでありがとうございました & 今後もよろしくお願い申し上げます。かしこ。

血液内科 佐藤諒

2021.04.07 No.188

 20214月になり、山形大学第三内科に着任して1年が経ちました。この1年を振り返ると、やはりCOVID-19感染拡大に翻弄された1年でした。ワクチン接種が山形大学医学部でもようやく開始されていますが、感染状況は未だ収束が見えず、先行きはまだ不透明なままです。
 活動に制約がかかった1年でしたが、脳神経内科診療体制と医学部生・初期研修医・脳神経内科専攻医への教育体制の構築には取り組めたと考えています。診療では問診と診察を主体にして、患者さんをじっくり診る姿勢を示してきました。入院サマリーの書式を新たにしましたが、特に問診と神経所見を基に考察することを目的とし、クリニカルクラークシップの医学部生と初期研修医にも主治医として入院サマリーを作成してもらうことで教育しました。脳神経内科の診療の仕方は推理小説に例えられ、特にシャーロック・ホームズ(Sherlock Holmes)の作品が代表として考えられています。著者のコナン・ドイル(Conan Doyle)はイギリス人医師ですが、副業として作家活動を行い、観察眼と推理力に優れた探偵であるホームズの活躍を執筆しました。この探偵のモデルは、自身が医学を学んだエディンバラ(Edinburgh)大学の外科医ジョセフ・ベル(Joseph Bell)博士であり、ベル博士は患者の発音、服装などから患者背景を明らかにする診察力があったようです。また、ホームズの作品には、薬物中毒などの神経疾患が神経症候の記載と共に、推理の鍵としてとり取り上げられている点も興味深いところです。
 今は診療における検査手法と技術が発達しており、検査結果の確認のためパソコン画面を見る時間が増えていますが、脳神経内科は検査結果だけでは患者さんを理解することはできません。目の前の患者さんそのものを診ることで真実を知ることができ、自身の診察により真実に迫れる点が脳神経内科の魅力と言えます。経験を積むことで脳神経内科診療の醍醐味をますます感じることができており、私の「脳神経内科を楽しんでいる姿勢」を若い先生や学生に見せていきたいと考えています。
 今年も昨年と同じく、医局の部屋の窓から見える桜が綺麗な花を咲かせ、昨年の新鮮な気持ちを思い出します。COVID-19感染拡大下でも、可能な活動は進めていきますので、今年も山形大学第三内科および脳神経内科をよろしくお願いします。

脳神経内科 教授 太田 康之

2021.04.21 No.190

 山形に来て12年目の春を迎えました。今年は例年になく早い桜の開花のおかげで、新緑まで春~初夏の彩を楽しむことが出来ました。
20204月に日本海総合病院から戻って来て1年間、内科学第三講座や附属病院10階西病棟・外来・検査部・輸血部などのスタッフの皆様、またMRの皆様など多くの方にお世話になりました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

 私は、来年(20215月)から暫くの間、神奈川県伊勢原市にある東海大学医学部に国内留学することになりました。今の自分では、また今の臨床血液学では対処できない多くの問題が臨床の現場にあることを、この5年間で学んできました。今度はそれを基礎医学の立場から見つめなおし、自分が今後30年間どのような血液内科医として歩んでいくのかを見定めたいと思います。
 医者は、人格者であると同時に科学者でなければならないと思っています。特に血液内科は手術やカテーテル検査・内視鏡検査のような「治療的手技」を持たない診療科であり、腫瘍学、薬理学、生物学など様々な学問的見地に立ち、極めて「学術的に」患者を診療することが要求される診療科だと考えています。今回の国内留学を通して、血液疾患を学問的見地から捉えなおすことで、より成長した血液内科医として数年後山形に帰ってこれたらと考えています。

 初期研修を合わせてこれまで5年間の間、大変お世話になりました。ありがとうございました。

血液内科 栁谷 稜

2021.04.28 No.191

去年の1月に思い立って、日記を書き始めました。
たくさんの種類の中から、悩みながらも5年分の記載が1ページで見られる『5年日記』を選び、毎日寝る前に書いています。「日記つけてる私って素敵じゃない?!」という日記ハイ()はすぐに終わり、ほぼ毎日、面倒くさいと思いながらもどうにか続けてきました。しかし1年経過すると、1年前の記載分が上段にくるので「去年はこんなことがあったんだなぁ」と振り返ることができるようになり、やっぱり記録するっていいことだなと実感しています。同時に、たった1年前のことでも書いておかないと忘れてしまうのだということに驚きました。
これから日記を書き始めてみようかなと思った方へのアドバイスですが、まずは形からということで、日記帳は素材や色など、気に入った物を購入するとモチベーションが上がると思います。そして、書いてみると意外と書けてしまいスペースが足りなくなることもあるので、毎日2-3行しか書かないつもりだったとしても、4-5行のスペースがあるものを選んだほうがよいかもしれません。
コロナの時代もあったなと、過去の出来事として振り返られる日が、早く来ますように。

                           内分泌代謝内科 長岡杏子

2021.05.19 No.193

クマ肉を25歳のときに初めて,焼き肉で食べたのですが,なかなか美味でまた食べたいと思いつつも出会う機会がありません.クマは全身を食用にできるらしく,体格もいいのでたくさん食べられるところがあって良いですね.熊汁が一般的なようですが,まだ熊汁は食したことがありません.小国町の小玉川熊まつりで食べられるそうですが,残念ながら去年も今年もコロナのためお休みです.ちなみに生食は旋毛虫などの寄生虫がいるため禁忌で,1897年の北極探検隊が遭難死したのはホッキョクグマの生肉が原因と考えられているようです.北極探検隊の3人の遺体は火葬されて詳しいことはわからないですが,日記からホッキョクグマの肉を生食し,その後腹痛,下痢,足の痛みを訴えたことから旋毛虫症ではないかと考えられているようです.日本でもツキノワグマやヒグマでの集団感染があり,嘔吐下痢,顔面浮腫,発熱,筋肉痛,発疹,心筋炎,中枢神経症状(麻痺,痙攣,眼球運動障害,視野障害,めまい,感覚障害)など来すようです.音楽家モーツァルトの死因については諸説ありますが,旋毛虫症であったと言う説もあるようです.モーツァルトはクマではなくブタを食べて44日後に亡くなったようですが.旋毛虫症といえば,加熱が大事だと広めたRudolph Virchowが決闘を申し込まれ,旋毛虫入りの加熱済みのソーセージと未加熱のソーセージでどちらを食べるかの決闘を提案し,見事決闘は流れたとの逸話があるようです.人生において決闘を申し込まれたことがないので,どういう状況だったのか気になるし,2本のソーセージとはかなりシュールな絵ですね.
 だんだんクマ肉を食べることが恐ろしく感じてきました.あのとき焼肉屋で自分で焼いて食べたので生焼けじゃなくてよかった.ちなみに河北にある黒毛和牛雌牛専門店で食べました.メニューにはないので冬眠前のクマが手に入ったら出してくれるかもしれません.よく焼いてお食べください.

脳神経内科 川原 光瑠

2021.05.26 No.194

キーボード

 仕事柄、パソコンを使用する機会は多いのですが、普段何気なく使うキーボードにもさまざまな種類があります。仕事の多くでパソコンを使用するため、キーボードでの入力は年間を通すとかなり多くの時間をかけているわけです。
 しかし、現実にはこのキーボードの性能というのは、パソコンを使用する多くの現場であまり重視されていないように思います。快適なキーボードというのは、長時間入力作業をしても苦にならず、手や腕や肩や頸の疲れなども軽減できるものです。キーボードにあらためてコストをかけることは、キーボードがもともとあるものだけに(キーボードが別売りというパソコンは通常はないので)、重要な問題ではないとみなされがちです。
 実は優れたキーボードの世界というのは奥が深く、個人の好みやこだわりなどもあり、万人への正解というものはありませんが、一定以上の質を保つことは仕事の効率を上げる面からも重要な問題なのです。中には数万円するような高額なキーボードもありますが、年間にキーボードを使用する時間を考慮すると、キーボードへの投資は費用対効果は非常に高いものと言えます。
 キーボード、これも大切な仕事道具の一つです。

 

神経内科 猪狩 龍佑

2021.06.02 No.195

専攻医として第三内科に入局した高橋諒と申します。患者さんに話を伺うと第三内科のHPをご覧になっている方も多いようで、自己紹介を簡単にしたいと思います。
19951月生まれの26歳です。医者というともっと年上のイメージがあるらしく、26歳と言うのが何となく恥ずかしい時があります。宮城県大郷町の出身で、何もない町ですが、日本三景の松島町、コストコのある富谷市、新しいイオンのある利府町、仙台市にもアクセスが良いのは取り柄です。Mr.Childrenが好きです。小さい頃からベガルタ仙台のファンです。週に1200円位サッカーくじを買って一攫千金を試みています。こんな話をこの前の医局リサーチミーティングでもしました。すみません。
くじを少ない金額でも買うようになったのは一生働かないで暮らそうという夢があったからです。でも色々な患者さんを受け持ち、喜ばしい場面に限らず難しい場面にも遭遇し、そんな日々の中で十億くらい当たったとしてもなんだかんだ仕事はやめないんだろうなと今は思います。医者という仕事の大変さも実感しながら医者という仕事に従事できる喜びも感じられているような気がします。どれだけ忙しくてもどれだけ余裕がなくても、初心を忘れず謙虚に真摯に患者さんと向き合う事が目標です。
とりとめのない話になってしまいましたが、第三内科の皆さんや、10階西病棟の看護師の皆さん、病院職員の皆さんの支えがあってこそ働く事ができています。こんな自分ですが今後もよろしくお願いいたします。
血液内科 高橋 諒

2021.06.09 No.196

 日記や日誌が書けない続かない症候群の伊関です。安部さん(取り立て係の秘書さん)の優しい顔を思い浮かべてがんばります。たぶんSNS記事が書けないのと一緒でしょう。誰に宛てて書いているのかわからないときに、どう書いたらいいのかわからなくなります。いっそ、誰に宛てて書いているのかというよりは世界に向けて全方向的に書いているような科学論文が、潔くて好みでしょう。でもこちらも渋滞してます、はい。

 コロナ期・コロナ時代を過ごしている真っ最中。前から気づいていましたが、改めて、医局の皆さんの顔を見ている、声を聞いている時間が長いです。Iくんの声を聞いている時間が一番長いかな。仕事しすぎなので、家族のそれよりも長いです。家族以上。すごいです。医局の皆様の有り難さに気づいています。ありがとうございます。医局会で挙手して述べてもいいくらいですが、いつも忘れていてすみません。医局で過ごす時間の長すぎは自分の問題も大きいですが、質は悪くない、いや失礼、良いです。たぶんお一人お一人が良性の性質をお持ちなのでしょう。本当にありがとうございます。

神経内科 伊関千書

2021.06.23 No.198

まだまだコロナ禍が続いており、ちょっと油断するとすぐクラスターが発生してしまい、なかなか思うように行動が出来なく燻っている今日この頃です。

オリンピックも結局どうなるのかなぁ・・と他人事ですが、先日、山形市の聖火リレーを見る機会がありました。TVでは、トーチを持った人が走っているところが流れていますが、実際は本人が走って来るまでの間に、ディズニーのパレードのごとくスポンサー数社の電飾のクルマやスタッフが踊りながらやってきました。そして我が家は何も貰えませんでしたが、それぞれのスポンサーグッズを配っており、翌日、東根で聖火リレーを見た友人は山ほど貰ってきたということです。
でも、何より数珠繋ぎのスポンサーのクルマを見て、医局の〇〇先輩と「早くディズニーに行きたいねぇ」と世の中のコロナ終息を願うばかりでした。
ワクチン接種も加速してきたので、我慢もあとちょっとかな・・・

                           医局秘書 今野佳子

2021.06.30 No.199

代謝内分泌内科に後期研修医1年目として入局しました相馬祥子です。
「血糖がなかなか下がりません泣」なんて質問しても優しく答えてくれる諸先輩方の指導の元、愉快な同期達と日々業務にいそしんでおります。
神経内科の先輩に3内日誌はテーマを決めると楽だよ~と言われたのでなにか1つテーマを決めたいなあと思っていました。趣味は睡眠と読書なので、好きな本の感想など書いていこうかなと思います。
好きな作家さん何人かいるのですが、今回は辻村深月さんの本を紹介しようと思います。
直木賞や本屋大賞なども受賞されている方なのでご存じの方も多いかもしれません。高校生くらいまでは「冷たい校舎の時は止まる」や「名前探しの放課後」等学園を舞台にした作品をよく好んで読んでいたのですが(もちろん今も好きです)、大学以降になってくるともう少し別のモチーフのものも読むようになりました。
今回紹介させていただくのが「東京會舘とわたし」という作品です。大正11年に民間初の社交場として皇居前に建設された東京會舘が創業から現代まで辿ってきた歴史を元に書かれた連作短編集になります。
ここまで書いておいてなんですが、本の感想書くのが得意ではないのでうまく皆さんに面白さを伝えられません。でてくる人が皆素敵で、でてくる料理が美味しそうです。
本に登場するお菓子を買いたくて、大学の卒業旅行の途中に東京會舘に寄って購入しました。現物も美味しかったです。興味を持った方がいたらぜひ読んでみてください。
次回までにまたなにか紹介したい本を探しておきます。

                          代謝内分泌内科 相馬 祥子

2021.07.07 No.200

息子が引き籠りになって

 今年の4月から大学生になった息子は、毎日引き籠り生活を過ごしている。大学にも行かずに朝からゴロゴロとして、毎朝、妻の罵声を浴びせられては、起きてくる始末。それでも最近はバイトを始めたのか、深夜に出かけるようになった。

 昨年から新型コロナウイルス感染拡大予防対策で、リモート講義が続いております。講義は個室でノートパソコンに向かい、100分間語り続ける作業になりました。最初は一人で話を続けていると、間合いが取れないためか、息が詰まりそうになることが良くありました。最近はだいぶ慣れてきたのか、一人自室に籠っては、違和感なく独り言を話せるようになりました。先月は、1年生向けの医学概論の講義を行いましたが、パソコンの向こうに、息子と同じような境遇の学生がいるのかと思うと、少しでも面白い授業にしなければと思い、山形の紹介含めた自己紹介や、YouTubeの動画を組み合わせた講義をやってみました。当然、反応がないので、良かったのか悪かったのかもわからず。いつものことですが、学生の顔も見ず、声も聞くことなく、何とも達成感のない講義です。

 昨日からようやく対面講義が始まりました。感染予防のため、入室に検温、消毒と長蛇の列を作り、ようやく入った広い講義室では、間隔を開けて座ります。最後尾は遥か遠く顔もはっきり見えませんが、やはり顔を見ながらやる講義は、少し気合が入りました。総論の講義だったので、ややつまらないのか、数人が熟睡していたものの、それでも大方がしっかり聴いていました。久しぶりの対面講義にやや緊張し、持ちネタの披露では、滑って寒々とした空気を作ってしまいましたが、それでも、まあ良い講義になったかなと思います。

 これから予防接種が進み、徐々に通常生活に戻るのだろうけれども、この1年間は色々な意味で、人との関わり合いの重要性に気づく良い機会になったと思います。今後はどんな講義でも手を抜かず、しっかり学生の心を鷲掴みできるネタ、の修練に励みたいと思います
(しかし、大学1年生達は引き籠り生活からきちんと復活できるのだろうか?)。

代謝内分泌内科 諏佐 真治

2021.07.14 No.201

先日娘のランドセルを買いました。
3月頃からSNSで「ラン活始めましたー!」というママたちをちらほら見かけてはいましたが「え、まだ年長さんにもなってないのに?!さすがに早いでしょ」と完全に他人事でいました。(そもそも「"ラン活"って言うんだ!」という衝撃の方が強かったかもしれません。笑)
しかし5月頃には「ラン活終わりましたー!」の声が増えてきて、実際に知り合いのお家でもランドセルを決めたという話を聞いて少し焦りを感じ始め、実際に見に行くことに。
娘はあまり悩むことなくラベンダー色のランドセルを選びましたが、親が目移りしてしまって、「まだ入学まで1年近くもあるし、子どもの好みも変わるかも」などと理由をつけて買うには至りませんでした。
そして先日、「ランドセルはお盆がピークでそれ以降は品切れも増えてきます」と店員さんに聞いていたのもあって再び見に行きました。色々見て結局、自分で全部カスタマイズしてオーダーするランドセルに決め、アイスブルーのランドセルになりました。
かくして我が家の「ラン活」も終了したわけですが、今のランドセルは色も刺繍も豊富なので、「やっぱりこの色が良かった」などとならないことを祈っています。
来年から小学生。子どもの成長は早いなーとしみじみしつつ、同じ分だけ自分もしっかり歳を取っていると思うとゾッとするところもあります。笑
有意義に過ごしていきたいものです。

医局秘書安部萌々子

2021.07.21 No.202

こんにちは、今年から第三内科血液グループでお世話になっております。3年目の長野と申します。三内日誌について、何を書けばいいか悩んでいたところでありますが、最近ちょうどよく人生の転換点がありましたのでそれについてお話ししたいと思います。6月の半ば、左奥歯に痛みを覚えました。最初は虫歯かと思ったのですが、特に水が染みることもなく虫歯にしては少しおかしいとは思っておりました。ともかく清潔にした方が良いものだと考え、痛む奥歯をガシガシとブラッシングしていた次第であります。数日経てど一向に収まらぬ痛みにいよいよ危機感を覚え始めた私は、歯科受診を決意します。大学以降一度も歯科受診をしておらず、まず市内の歯科についても明るくない状態。どこを受診するか、そもそもどこに歯科があるのか、そもそも受診するタイミングがあるのか、26歳の男が歯科受診でここまで手こずるものかと歯噛みしたのを覚えています。
科内の先生にも情報をいただき、大学病院歯科の受診を御教示いただきました。
そうして迎えた受診日。私の口腔内を見た先生が一言。「すごい腫れてるね」
いわゆる智歯周囲炎と言う状態、智歯の生え方で上手くブラッシングできない dead spaceが出来てしまい、そこで炎症が起きてしまうそうです。ひとまず炎症への対応のため抗生剤、消炎剤を処方頂きました。
炎症も落ち着き、智歯の対応のために画像評価をすることになりました。そこでもう一つトラブル。
私の智歯は真横に生えていたそうです。加えて運悪く歯根が下顎槽神経に接していたそうです。それがどのくらい大変なことか私は分からなかったのですが、簡単に言うと抜くなら全身麻酔が必要とのことでした。
全身麻酔だとすると初めてのことであり、半分不安、半分ワクワクを胸に抱きつつ精査を進めておりました。
抜く以外の選択肢として、「歯を切る」という方法もあるそうで、それならば外来で可能とのことでした。なるほど、そういう方法もあるのか。ここで比較、まず全身麻酔となると4日の入院が必要かつ9月になるとのことでありました。切る方法であれば7月中に1時間くらいで可能とのこと、であれば、と私は切る方を選択しました。
7/16そういうことで智歯を処置してまいりました。局所麻酔をかけられる感じ、患者さんの気持ちが少し分かった日でした。局所麻酔って本当に痛くないんですね。
7/18腫れた頬をさすりながらこの文章を書いております。

血液内科 長野 裕祐

2021.07.28 No.203

週1回外勤で米沢の病院で外来診療をさせてもらっています。片道1時間程度ですが、この時間を有意義に過ごしたいと考え、医学雑誌NEJMpod castを、英語の勉強もかねて聴いてみましたが、眠くなり危険なので、諦めました。SpotifyAmazon audibleyou tube premiumテレ東bizの音声のみなどのサブスクを無料お試し期間のみ聴いたりしていましたが、毎月支払ってまで聞くほどの内容とは感じず、結局昔から聴いているpod cast、ラジオクラウドで、お笑い芸人などの聞きやすい番組に落ち着きました。昔は、世界一周旅行をテーマにしたpod castを聴いていたのですが、無くなってしまったようです。昔のように、ゆっくり映画をみたり、24などの連続ドラマをみたり、テレビ番組をみたりする時間はなかなか取れないので、通勤時間など日々のちょっとした楽しみを探していきたいと思います。

内分泌代謝内科 柄澤 繁

2021.08.04 No.204

今年はコロナ禍での東京オリンピック開催でした。TVで開会式を観ていたときに過去のオリンピックを思い出しておりました。
札幌オリンピックを観て長靴スキーでジャンプ。
モスクワオリンピックを日本がボイコット。学校が荒れて授業のボイコットが流行。
ロサンゼルスオリンピックの開会式でロケットマン登場。
ソウルオリンピックをプロジェクターで学生寮の壁に投影。
その後はかなり飛んで、
ロンドンオリンピックの007
大学生から医師になって暫くはオリンピックの開会式を観ていませんが、今年は家にいたので観られたのだと思います。「退職すると毎回観るのかな?札幌オリンピックの頃からと思うと月日が流れたな」などと思っていました。
外来では、99歳の患者様が、これで二回目の東京五輪とのこと。この数十年に色んなことがあったでしょうね。とても真似ができないと思います。
TVではオリンピックと一緒に医療崩壊の危機を伝えています。
コロナに感染して具合が悪くなっても救急搬送先が中々見つからないこともそうですが、他の病気で免疫力が弱っている人がいることも認識して欲しいと思います。
2021年夏の雑感でした。

                          糖尿病・内分泌代謝科 亀田 亘

2021.08.11 No.205

オリンピックが無事に閉会しました。史上最多のメダル獲得数だったそうです。
こんなに色々な競技を予選から観たのは初めてでした。新競技あり、10代の選手の活躍あり、特に印象に残ったのは、水谷隼選手と伊藤美誠選手の卓球男女混合ダブルスの金メダルと、サムライジャパンの悲願の金メダルです。
ほとんどの競技が無観客で行われましたが、静かな分、選手の息づかいや声、ボールの音やバットの音、緊張感が凄く伝わってきました。
さぁ今度は、高校球児たちの熱い闘いが始まります。
まだまだ夏は終わりません。

技術職員 清野智美

2021.08.18 No.206

この春から、第三内科で糖尿病・内分泌代謝内科の後期研修医としてお世話になっている芳賀博凱です。突然ですが、僕の好きなものについて紹介しようと思います。昔から水族館が好きで、なかでもチンアナゴがオススメです。砂から顔を出して、ゆらゆらしている姿がたまりません。ところで、和名の由来は「狆」という犬に似ていることからきているようです。珍穴子ではないのですね笑。さて、この愛らしいチンアナゴに会える水族館は、近場では仙台うみの杜水族館、新潟市水族館マリンピア日本海、アクアマリンふくしまなどでしょうか。山形県が有する加茂水族館には、僕が記憶する限りチンアナゴはいないようです。すでにクラネタリウムなど魅力的な水族館ですが、チンアナゴもお仲間にいかがでしょうか。関係者様各位ご検討お願い申し上げます。最後に、皆様もご存知の通り、1111日はチンアナゴの日ですね。この頃には今よりコロナ感染症が落ち着いていることを願います。

糖尿病・内分泌代謝内科 芳賀 博凱

2021.08.25 No.207

 私と血液学との出会いは今から40年以上前に遡る。小学校2年の時に同級生が「白血病」で亡くなって以来、「白血病」=「不治の病」というイメージが定着し、「白血病」というのは恐ろしい病気だと感じながらも興味を持っていた。その後、医学部に進学、医師となり血液内科を志して実際に白血病の治療に携わって既に20年以上が経過した。この間、白血病のタイプによっては、分子生物学の進歩で発症機序が明らかになったことや造血幹細胞移植の進歩により、既に「不治の病」ではなくなっている。医学の進歩は本当に素晴らしく、先人たちの並々ならぬ努力の賜物で現代の医療は成り立っていることはいうまでもない。
 果たして、自分は?血液内科医になり20余年、同種造血幹細胞移植を札幌北楡病院(当時の笠井正晴副院長:第31回造血細胞移植学会長)で勉強し始めて以来、今年でちょうど20年が経過した。移植医としての駆け出しの頃に、半日で移植片対宿主病(GVHD)により全身真っ赤になった患者さんを診療し、あまりにも急激な変化に驚きを隠しきれず、途方に暮れた日をつい昨日のことのように思い出す。その経験から、「これをなんとかしよう」と移植・GVHDを学位研究のテーマと決めた。以来、今では当たり前の強度減弱前処置を用いた同種移植を北大で田中淳司先生(現東京女子医大教授)と、当時はタブーであった成人に対する臍帯血移植を太田秀一先生(現札幌北楡病院血液内科部長)と開始し、それぞれが現在では標準治療となっている。GVHDの基礎研究は恩師、北大今村雅寛名誉教授から手ほどきを受け、生涯の研究テーマとなった。約10年間滞在した米国ミシガン大学では、ボスのReddy教授とともに新たな知見を世界に向け発信し続け、いくつかの成果は臨床応用に向けた研究が行われている。そして、現在。研究者として「臨床にどう貢献するか」を考え、若い大学院生たちと研究を続けている。その理由はただ一つ、一人でも多くの血液患者さんを治癒に導き、移植の合併症で苦しむ人を減らすために。
 人生とは人との「縁」の積み重ねではなかろうか。患者さんとの「縁」、学生・大学院生との「縁」、臨床・研究仲間との「縁」、友人との「縁」、家族との「縁」。基礎研究はすぐに臨床成績とは直結しないが、これからも色々な「縁」を大事にしながら、少しでも多くの成果を世界に向け発信し続けたい。

血液内科 東梅友美

左から、私、ボスのReddy教授、Talpaz教授=CMLの世界的権威、友人のDr. Wilcox

私とGinsburg教授=世界で初めてvWFのクローニングに成功

2021.09.01 No.208

 はじめまして。4月より大学病院の血液内科で仕事をさせていただいております鈴木と申します。他大学卒ではありますが現酒田市(合併前は小さな町でしたが)出身で、医師となってからは大学院での4年間を除いて地元である山形県内の病院を移りながら仕事をしておりました。山形市は医師として駆け出しの頃にハードながらも充実した3年間を過ごした思い出の地であり、8年ぶりに戻って来た事を感慨深く思っております。山大で仕事をするのは今回が初めてであり、施設内の構造(はじめの1ヵ月はよく迷いました)から電子カルテのシステム、院内の細かなルールに至るまで順応するのに時間を要しましたが、ようやく人並みに動けるようになってきたところです。これからは第三内科の一員として精一杯尽力させていただく所存です。
 さて、今回は大学病院での診療業務で感じたことの一つである言語(方言)の多様性についてお話させていただきます。まず私は生まれて18年間は庄内弁しか使ったことがなかったため、大学12年の頃は標準語の習得に苦労したのを覚えています。「そう(んだ)」、「〜だよね(〜だよの)」、「〜だから(〜ださげ)」、「それじゃあ(したば)」などの標準語を話すのが苦手で、ついつい()の言葉を用いがちでした。仕事を始めてからの主たる会話の相手(=患者様)は山形の方になるので、もとのような言葉遣いで仕事ができるのは非常にありがたいことでした。地元の酒田で仕事をしていた1年間は、標準語を使うことはほとんどなかったかもしれません。直近の2年間は置賜地方でしたが、そこで仕事をしている間は自然と現地の方言が身についてしまって、気づいたら庄内弁とは違う喋り方になっていました(「おしょうしな」までは使いこなせませんでしたが。庄内だと「もっけだの」に相当するかと思います)。大学病院では、当然ながら山形県全域から患者様が集まって来ます。すると、同じ病室の中でも庄内、最上、村山、置賜の方で扱う言語が異なってくるわけです(山形県民ながら、同じ県内でもここまで差異が生じるのは本当に驚きです)。これまではその地方の1種類の喋り方だけで良かったものが、その方その方で使い分けなければならない環境となりました。通常のコミュニケーションであればいずれの言葉を使ったとしても大きな支障はないわけで、それこそ標準語で話してしまえば何も困らないのですが、個人的にはできるだけ相手の方に合わせた言語でお話ししたほうが良いのではないかとも思ってしまい、ついつい方言混じりの会話をしてしまいます(無論、標準語での会話を好む方も居られるとは思いますが)。変なところに神経を使ってしまうせいで時々複数の地域の方言が混ざったおかしな喋り方をしていることもしばしばですが、大目に見ていただけましたら幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。

血液内科 鈴木琢磨

2021.09.15 No.210

朝晩はだいぶ涼しくなってきましたね。
この前まで甲子園での高校球児たちの熱戦を、毎日のように(某テレビ局の、『熱闘甲子園』)見ては感動し、涙していたのに…(^_^;)
暑い夏も終わり、秋ですね。

その高校野球、実は女子もあるのをご存知ですか?
(私は娘がスポ少で野球を始めた昨年、初めて知ったのですが。)
今年の夏が第25回大会。そして“史上初の甲子園球場での開催”でした☆
日々、男の子に混じって練習をしている娘には、「自分も甲子園に行きたい!!」という夢ができ、「もっと野球を頑張ろう!」と思わせる嬉しいニュースでした。

まだまだ色々なことが例年通りには行かず、我慢の生活をしています。
早く普通の生活ができる日が来ることを願いながら…
今週末にある運動会(無観客開催ですが)、スポ少の練習、スポ少(女子)の練習…と、相変わらず慌ただしい毎日です。

お月見しながらゆっくりと秋の夜長を楽しめるのは、いつになったらなんでしょう…
 

医局秘書 土屋千夏

2021.09.22 No.211

今回は久々にCoke Onの歩数進捗状況を見てみようと思います。
2020630日時点は4375697歩(1日平均8000歩程度のペース)でした。本日20219212030分時点では8691546歩。その間449日で1日平均9600程度とペースが上がっていました。土日の勤務は半日が多く歩いていないことを考えると、平日の院内業務が忙しくなったのでしょうか、、、。日々の運動量が落ちるよりは良いことと思って、また明日もてくてく院内を歩いて仕事したいと思います。

血液内科 伊藤巧

2021.09.29 No.212

最後の20

毎週聴いてるラジオ番組で、ある日ふと耳に入った言葉…

人生で一番なりたくないのが30
30を超えたら、もう若い人の側じゃないって自覚しないといけない
30を超えたら、あとはただ歳をとるだけ
                    リリー・フランキー

僕もあと半年で三十路です
きっと四十路もすぐでしょう
でも私は負けません
毎日運動して、よく寝て、栄養に気をつけて、勉強もして
自分史上最高、常に目指して行きたいです

あと、昨日久しぶりに、明日センター試験という夢を見ました。
大学受験から10年弱経ちますが、いまだに年1、2回は見る夢です。
だいたいいつも、数学を後回しにしてしまって、焦って焦って目が覚めます。
忙しくて余裕がなくなると、きっとこの夢を見るんだと思います。
辛くも若かったあの頃を思い出して、少し寂しい気分になりました。

TOKYO FM系列 Saturday 16:00-16:55 「リリー・フランキー スナックラジオ」
オススメです、ぜひお聴きください

血液内科 市川翼

2021.10.06 No.213

 最近楽しみなことは、去年から心待ちにしていた「鬼滅の刃」遊郭編の放送開始日がやっと決まったことです。我が家は夫婦とも元々漫画好きで、世の中で話題になった漫画は大概読んではまっているのですが、子供達からの人気もすごいようで、娘も含めて家族みんなではまりました。娘は去年は毎日のようにトイレットペーパーで禰豆子の竹を作って口にくわえていましたが、最近は禰豆子ブームは終わったようで、蝶屋敷のお姉様達に夢中です。女性キャラの他、幼稚園女子に人気なのは富岡義勇、煉獄さん、時透無一郎くんのようで、アニメや映画で活躍している義勇さん、煉獄さんの人気はわからなくはないのですが、まだアニメでほとんど出番がない無一郎くんが人気なのは、やっぱりみんな美少年が好きなのでしょうか。
 余談ですが、夫と娘からは、鬼舞辻無惨に似ていると言われており(鬼のように恐ろしいからではなく)、着物を着た女形の無惨の顔が私に似ているらしいのです(下弦の鬼を集めて殺していった通称パワハラ会議の時の無惨ですね)。テレビにその無惨が出てくると「母ちゃんだ!母ちゃんだ!」と言われます。あそこまで目力はないし、自分ではあんまり似ているとは思わないのですが、どうでしょうか?(答えにくい質問をしてすみません。)

血液内科 山田茜

2021.10.20 No.215

私は虫が苦手です。
娘もその影響を受け虫が大の苦手でした。
階段の踊り場にいた日にはそれ以上進めなくなるような状態でしたが、先月の秋の遠足で虫取りをしたり、虫の生態について勉強したのをきっかけに娘は虫が好きになったようです。
遠足ではコオロギのコロちゃんを連れて帰ってきました。祖父母の家に虫かごを置かせてもらい、キュウリやナスを入れて観察していました。コロちゃんは雌だったようで鳴きませんでしたが、ある日コロちゃんに呼び寄せられたのか、虫かごの近くに別のコオロギがいたこともありました。
そんなコロちゃんは先週まで元気にぴょんぴょんしていたそうですが、ある日急に亡くなってしまいました。娘は大変ショックをうけ、「コロちゃんに土を入れてあげなかったからかな、自然にかえしてあげればよかったのかな」と泣いて泣いて悲しみました。

コオロギの成虫は1カ月程度で死んでしまいます。コロちゃんは先月の遠足から1か月元気に生きていました。実は主なお世話は虫に詳しい近所のお兄ちゃんがやってくれていましたが、娘にとっては大事な家族だったようです。
祖父母の家の庭に小さなお墓を作りコロちゃんを送りました。「埋めるといつの間にか消えちゃうんだよね、微生物がパクパク食べるんだよね」といろいろと学んでいるようでした。

血液内科  相澤 桂子

2021.10.27 No.216

秋真っ盛りですね。
先月から今月にかけて、祖父母の家でさつまいも掘りをしたり、保育園で運動会や遠足があったり、晴れていれば土日は公園を渡り歩いてトンボやバッタを捕まえたり、子供たちは秋を満喫しているようです。
私はというと、虫も寒さも苦手なので公園に付き合うのも最近はかなり腰が重くなってきました。運動不足は自覚しているので、前日の夜ぐらいまでは「子供たちと走り回って体を動かすぞ!」と意気込むのですが、いざ当日を迎えると途端に外に出るのすら億劫になってしまい、「あー、外寒いし温泉にでも行ってゆっくりしたいなー。」などと考え始め、結局公園に行っても走り回ることなく日向のあたたかいところで子供たちが遊んでいるのを眺めるのです。
意志が弱くてダメですね。
毎週は無理にしても、この秋に1回でも子供たちと思いっきり体を動かす日を作れるといいなーと思っています。(でもやっぱり本音は温泉に泊まりに行ってゆっくりしたいです。) 

医局秘書 安部萌々子

2021.11.17 No.218

先日、久しぶりにホットケーキを食べました。市販のホットケーキミックスで作り、バターとシロップだけ添えたシンプルなホットケーキでした。何年か前には、わざわざ調べたお店まで出向いてホイップクリームやフルーツが山盛りのパンケーキを夢中で食べていたことを思い出しました。その流れから、昔読んだ絵本『ぐりとぐら』に出てくる大きなカステラがおいしそうでいつか食べたいと思っていたこと、『ちびくろサンボ』でトラが溶けてバターになる場面が好きだったことも懐かしく思い出しました。まだ読んだことはないのですが『しろくまちゃんのほっとけーき』という絵本も有名な様です。食べ物の絵本はたくさん出ていますが、ホットケーキほど味覚と記憶を刺激する題材はないのでは?・・なんてことを考えてしまいました。
ホットケーキを口いっぱいに頬張る息子をみながら、ささやかな幸せを感じた週末でした。

                           内分泌代謝内科 長岡杏子

2021.11.24 No.219

 「梅の花 にほひをうつす 袖のうへに 軒洩る月の かげぞあらそふ」という歌をご存知でしょうか。新古今和歌集の中の一首で藤原定家が詠んだものです。美して物悲しいので好きな歌ではあるのですが、個人的には香りと光で争うというのはよくわからないな、と思っていました。
 現代は「感覚」というと「五感」として視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚がそれぞれ独立したものとして扱われていますが、昔ははっきりと区別していなかった様です。たとえば「黄色い声」、「柔らかい光」「臭い話には蓋」といった表現は、聴覚→視覚、視覚→触覚、聴覚→嗅覚といったように刺激された感覚とは別の感覚を感じるために起こります。複数の感覚がクロスすることであり、これは共感覚といわれます。
 こういった共感覚は音楽家や芸術家などに多いようですが、上記の定家の歌のように千年近くも昔のものを人々が慕い語り継いできたということは、程度の違いはあれ、数多くの人に共通する感覚でもあるのでしょう。実際に、共感覚に関する有名な実験に「ブーバ・キキ効果」というものがあって、丸みのある図形と尖った図形(一つがブーバ、一つがキキ)をみせて、どちらがキキだと思いますが?と訊くと9599%の人が尖った図形を選ぶそうです。
和歌は特に字数に限りがある中で情景を詠み込む必要があり、共感覚というものを人が持ち合わせているからこそ成り立ち、深みを増し、時代を超えて人々から愛され残っているのかもしれません。

脳神経内科 川原光瑠
おまけ:平安ギャグ漫画『千歳ヲチコチ』面白いのでおすすめです。

2021.12.01 No.220

 雪が降ってきました。依然として毎日仙台から通勤していますが、笹谷トンネル付近は雪が積もり始めました。去年は雪が多かったので、今年はそこそこでお願いしたいところです。
 雪道の運転、皆様も気を付けてください。
 通勤に関することですが、最近、仙台市内・近郊の車の通行量が増えています。渋滞も増えていて、通勤時間が10分くらい長くかかっています。COVID-19感染症が落ち着いてきて、人の流れが回復してきているせいだと思います。遅刻しないように頑張っています。
 さらに通勤ネタですが、山交バスの仙台上山線が、山形大学病院前にも停車するようになりました。一度だけ利用しましたが、朝夕は芸工大のスクールバスのようです。雪が多くて運転が嫌な時は使ってみたいと思います。
 さらにさらに通勤ネタですが、外勤の帰りにタイヤがパンクしました。セルフのガソリンスタンドが増えた影響で、パンクが増えているとのことです。日々の点検が重要だと感じました。JAF会員だったので、レッカーは無料でした。
 えーいっ、もう一つ通勤ネタ。最近ガソリンが高いです。ハイブリッドカーに乗っていますが、ハイブリッドカーは冬、エアコンで暖房を使うと燃費が落ちるそうです。それで、寒い中、エアコンを止めるという実験してみました。確かに燃費は4-5km/L程度改善しました。しかし、車の中は寒くて、ガラスが曇ったりして、あまりよくありませんでした。
 こんなことをしながら、車通勤しています。

血液内科 氷室真仁

2021.12.08 No.221

本格的に寒くなってきました。肥える季節です。最高体重をちょっとずつ更新中で、そろそろ歯止めをかけたいところです。大学3年生の時にサウナ通いをしていたら10kg近く体重が減りました。あの痩せ方はよくないです。万歩計を見ると1万歩近い日も多く、やっぱり食事だなと思って水を飲んでみたりコーラをゼロカロリーにしてみたり、今のところ効果ないようです。白衣のワンサイズアップを検討していたら、山本先生が着ていた白衣が軽そうでよかったなと思い出しました。このまえ清野さんがクリニックに行った際に「諒先生に薬でも貰いに来るよう言ってみて」と言伝を受けたそうです。良い機会かなと思い今年中にお邪魔して聞いてみようと決意しました。そして春が待ち遠しいです。

血液内科 高橋諒

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